バンドマンのためのオフィシャルサイト開設&活用ガイド「(8) 推し曲を1曲だけフルで無料配信してみよう!」
インターネットなんてよく分からない!というバンドマンのために、
初めて公式サイトを自分で作る&活用する方法を解説しております。
本日第8回目「推し曲を1曲だけフルで無料配信してみよう!」です。
全10回連載です!
- ドメインを取ろう!
- サーバーをレンタルしよう!
- WordPressをインストールしよう!
- WordPressのテーマをインストールしよう!
- ブログを更新しよう!
- ソーシャルアカウントを開設しよう!
- SEO対策をしよう!
- 推し曲を1曲だけフルで無料配信してみよう!
- MP3音源を販売しよう!
- グッズやCDを通販をしてみよう!
では、今回の分を以下よりどうぞ。
(8) 推し曲を1曲だけフルで無料配信してみよう!
ひたすら代表曲を1曲だけプッシュする作戦
この作戦は、地味に何年間か自分のバンドで実験を行ってきたものなですが、
特段知名度が無いバンドや、ライブ活動なんかをあんまりやらないバンドには、
なかなか有効な手段なのではないかと思います。
基本ルールは、
「1番の代表曲を1曲だけ選んで、ひたすらそれをあらゆる方法でプッシュする」
だけ。
もちろんいい曲いっぱいあるだろうし、どんどん新しい曲を推したくなるだろうし、
自分の曲は1曲じゃ伝わらないだとか、こんなのもやれるんだとか、色々あるとは思います。
そこをあえて無理矢理1曲に絞ることで、あの曲のバンドね!って伝わりやすくする作戦です。
どんな人気のバンドも、みんなが知ってる超絶代表曲1曲って必ずアンコールのラストにやって、
そりゃもうみんな大盛り上がり的なあの感じあるでしょ、
もしくは掴みの1発目にガツーンと。あれと同じことをやるようなイメージです。
あらゆる手段を使ってみる
その1曲を推していく方法ですけど、まあ考えられることは色々あります。
ワタクシのバンドで実際にやったことは以下の感じ。
- 音源を無料でダウンロード出来るようにする
(公式サイト、MP3ブログ、SoundCloud、Bandcamp、jamendo、MySpaceなど) - 音源を有料でダウンロード販売する
(iTunes、Amazon MP3、Bandcamp、CDBaby、eMusic、Traebit、Google Music、PayPlayなど) - 音源をサブスクリプションサービスで配信する
(Spotify、Deezer、Rhapsody、Napster、Rdio、Xbox Music、Omnifone、Simfyなど) - 音源を無料試聴サービスに登録する
(SoundCloud、Bandcamp、Last.fm、MySpace、8tracks、thesixtyone、viinyl.com、MediaNetなど) - 音源をMP3検索サイトにひっかかるようにする(Hype Machineなど)
- ミュージックビデオを何種類か公開する(YouTube、ニコニコ動画、Vimeoなど)
- 海外のMP3ブログで紹介してもらう
- Last.fmの情報を充実させる
- シングルを盤でリリース
- 少数だけの限定版を制作
- ビデオのBGMで自由に使っていいと公式サイトに明記する
- マッシュアップやリミックスを自由にやっていいと公式サイトに明記する
- ポッドキャストで自由に放送してもいいと公式サイトに明記する
- YouTubeやニコニコ動画で自由に使っていいと公式サイトに明記する
- BGMに使ってくれたビデオを紹介して拡める(ブログ、Facebookページ、Twitterなど)
- リミックス用の素材音源を無料配信(公式サイト、SoundCloud、Myspaceなど)
- リミックス用の素材音源を有料配信(iTunes、Amazon MP3、bandcampなど)
- リミックスしてくれた曲を紹介して拡める(ブログ、SoundCloud、YouTube、Facebook、Twitterなど)
- リミックス曲のビデオをYouTubeやニコニコ動画で見れるようにする
- Twitterで定期的にミュージックビデオを紹介する
- Twitterでその曲についての言及を細かく拾い上げる
- その曲用のアーティスト写真をずっと1枚を使い通す
- ジャケット写真もアルバムとかとは別でその曲用に用意して1枚を使い通す
- 自由に写真を使えるようにする
- 高画質の写真をオフィシャルサイトにちゃんと用意しておく
- ブログの操作方法に詳しく無い人にも転載しやすいように段取りして促す
- 歌詞とコード進行を公開する
- 曲の解説をひたすら詳しく語る
- 歌詞のZINEを販売する
- カラオケを配信する
- 歌ってみたり踊ってみたり弾いてみたり、してもらう
- 定期的にその曲が聞きたくなるように思い出してもらう方法を考える
- その曲にちなんだグッズを作って売る
細かいことはもっとあるけど、ざっくりあげるとこんな感じ。
これを国内向けと海外向けでそれぞれやりました。
なので、公式サイトや海外の人が見るサイトは全て英語表記または日本語併記で作成しました。
むしろ海外向けをメインでやってたので、
配信の比率で言うと6割くらいが海外からという感じ。
もしライブをやってるバンドだったら、さらにやれることは倍くらい思いつきますよね。
必ず1曲目にやると決めるとか、MCで必ず代表曲だって言うとか、アンケートでこの曲だけ感想聞くとか、
毎回無料プレゼントするとか、限定版を毎回売るとか、毎回バージョン違いを演奏するとか、
この曲だけ必ずゲストを呼ぶとか、対バンにカバーしてもらうとか、一緒にセッションするとか、
何でもいいんでこの1曲だけは絶対印象に残るように、あれこれやり続けたら面白いんじゃないかと。
こうやってまとめて書くと結構やれることはいっぱいありますねー。
実際、全くやってないのとやったのを比較すると、諸々ひっくりめてその差1000倍以上。
差は歴然です。
最終の到着ポイントを絞る
前回までの記事でも書いてるように、常にルートを作るのを考えるのが大事です。
最終ポイントをどこに持っていくか。
公式サイトにするなら、全てのサービスから公式サイトへのルートを作って、それ以外は塞ぐ。
よくリンク先が3つも4つも書いてあるやつ、いろいろなもので見ますけど、
あんなのクリックしませんからね。
仮にクリックしたとしても4つ載ってたら、一番大事な所を見てもらえる確率は25%に減っちゃいます。
いや厳密には、4つ並んでたら、70%・20%・8%・2%くらいな感じだと思うけど。
1つにすれば100%。不確定要素が消えますので間違いない。クリックしてくれさえすれば。
というのが、1曲に絞るというのにも同じように当てはまるわけです。
無理矢理1曲にしておけば100%なのに、4曲も推しちゃったら4番目の曲なんて2%ですよ。
2%のためにあれこれ時間をかけてやるなんて、ただの時間の無駄ですよね。
その分を1曲に集中した方が断然ラクチンで効果も高いです。
★
と言う感じで、推し曲を1曲だけにしてどんどん公開していくと言う作戦の話でした。
これ何気にというか確実に効果あると思うので、伸び悩んでいる人はお試しあれ〜。
それと海外配信とか数いっぱいあるけど、実際はアグリゲーター1社に登録するだけで、
あっちこっち配信してくれるのでラクチンです。
その具体的な登録方法とかを含め、音源の配信について次回の記事で書こうと思います。
次回に続く。
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