やらないことを決める(あんまり働きたくないフリーランスの生存戦略)
やりたいことってのはいくつでも浮かんでくるもんですが、
「やらないこと」を決めるのってなかなか難しいですよね。
これ特にフリーランスで働いてる人の話(だけじゃないけど)。
自分はこれはやらないって決めちゃうと、
もしかしたらそれはチャンスを逃すことになるかもしれないし、
縁が切れるかもしれないし、シンプルに売り上げが減るかもしれないし、
不安要素が多くなりがち(ただでさえ不安定なフリーランスなのにね!)。
でも、細かいどうでもいいことに時間を取られていたら、
ほんとに大事なことをやる時間がなくなるし、
予定がいっぱいだとイザという時に動けないし、
チャンスだと思ってること(小さな利益)が、
大きなチャンスを逃すことにつながっているかもしれないわけで。
目先の損を受け入れてでもやらないことを決める
長い目で見ると、やりたいことをあれこれ決めることよりも、
まずはやらないことをはっきり決める方が、
成長できるんじゃないかなぁーっと思ったり。
これは投資的な思考だと当たり前の話で、
単に「損失は小さく利益は大きく」みたいなもん。
客観的に考えたら、そりゃそうだわなって。
ただ、人は損切りができない!得するよりできるだけ損をしたくない!
これはもうしょうがないよね!
経済合理性よりも心理的なもんなのですよね。
なので、そういうもんだと踏まえた上で、
はっきりと自分の意志として「これは目先の損を受け入れてでもやらない!」っと、
明確に言語化して決めることがけっこう大事かなっと、
20年くらいフリーランスで生きてきて強く思うことであります。
そしてそれが逆説的にブランディングになっていく、
なんてことが往々にしてあるわけで。
これをやる人っていうパターンの一方で、
これはやらない人ってのも人の記憶に残りやすいですよね。
やらない方もそれはそれで明確な意思が伝わるというか。
予定を入れない
ちなみに自分が決めてるやらないことは色々あるけど、
というか「働かない生き方」がそもそも決めてる事なんだけど、
でもそれを言っちゃうと話が続かないので、
具体的な例で言うとまずは第一に決めたのは「なるだけ予定を入れない」です。
いつでも声がかかったら動けるようにしているし、
暇があれば気になったことをすぐに調べたり勉強始めたりできるし、
とにかくいつでもすぐ動ける人というのはあんまりいないので、
もうそれだけで有利なんじゃないかなーっと。特に流れが早い今の時代は。
金銭的な話で言えば、波に乗れるか乗れないかはかなり重要で、
乗れる人ってだいたい暇な人ですよね。
暇っていう言葉がイメージ悪いかもしれないけど、
つまりやらないことを決めてる人だと思うわけです。
自由な時間を自分で自由に決める権限を持っているというか。
仕事を頼むなら忙しい人に頼めっていうけど、
その仕事が出来る忙しい人ってのはハタから見ると忙しそうで時間なさそうだけど、
だいたい本人は暇って言いますよね。
そしてそういう人の方が仕事が早くて確実。
ほんとの暇とはちょっと違うって話ね。
「この日なんだけど予定あいてる?」って聞かれて、
「ちょっと確認して折り返します。いつまでに返事すれば大丈夫?」って人と、
「空いてるよ!」って即答できる人、
自分がどっちになりたいかなーって考えたら、やっぱり後者かな。
っていうだけの話なんだけどね。
結論
結論、やりたいことを決めるのと同時に、
やらないことを決めるのもけっこう大事だね、っていうことですかね。
特に若い時はやりたいことが溢れ出てくるし、時間が足りなく感じるし、
チャンスを逃したくないって思いが強いだろうし、
でもそういう時こそあれこれ無闇に手を出すんじゃなくて(もちろんそういう時期も大事だけどね、特に初期!)、
そろそろ自分はこういう人ってのを確立したくなる頃合いになったら、
やらないことを決める方がなぜか事はスムーズに運んで、
結果的に時間にも余裕ができて、仕事の成果も上がって、
なんかいつの間にか上手くいってるじゃん!
みたいなことにね、なるんじゃないかなーっと思ったりします。
そんな感じでフリーランスやって20年。
っていうどうでもいい話。長いわ!
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