ブログで生計を立てるビジネスモデルを言語化してみる
昔から(それこそ20代の頃から)かれこれ20年以上、
『一体全体どうやって生活してるの?なんで成り立つの?収入は?仕事してるの?』
ってのを散々聞かれるような生き方をしていまして。
(新卒1ヶ月でドロップアウトしたのでそれからずっと)
どうやって生活が成り立つか?ってのはつまり自営業なのでビジネスモデルですよね。
これだけ「働きたくない!」って記事ばっかり書いてるのに、
どうして成り立つのか?それは仕組みがあるからなわけなのですが、
まぁ〜説明が難しいので、今回はその辺についてちゃんと言語化してみます。
ハウツーではないので、あえてまとめずにダラダラ〜っと文章で。
前提の考え方
ふわふわ〜っと遊んでるだけのように見えて、
最低限の収入は半自動的に入ってくる仕組みを作る。
これが前提。
働くことは苦手なので、できれば働かない。
稼ぐために働くよりは、稼がなくていいので働かない、の方向。
その代わり、面白いことはお金とは関係なく(無償でも自腹でも)やりたい。
やりたくないことをやらないためには、半自動的に入ってくる収入が必要。
ベースの収入源の作り方
- 何かを作って直接お客さんに売って収入を得る
- お金のためのクライアントワークはしない
- 自分が稼働しなくても自動で売り上げが発生する仕組みにする
この3点です。
以下細かく考えてみます。
1.何かを作って直接お客さんに売って収入を得る
基本は全部これで、何かしらをクリエイトして、
それを買ってもらうことで収入にします。
いま読んでもらってるこの文章もそのひとつ。
ブログの文章の場合はさらに細かく3つのパターンがあります。
- a.広告を掲載する
- b.記事自体に値段をつけて販売する
- c.自社販売につなげるプロモーション用
a.は最も一般的なインターネットの無料でコンテンツを楽しめる仕組み。
ブログ記事を読んだ人が広告をクリックしたり、その先の商品を買ったり、
サービスに申し込んだりすると、実績に応じて広告代理店から報酬がもらえる、
というやつ。Googleアドセンスとかアフィリエイトとかそういうやつです。
b.は分かりやすいですね。有料記事です。
今は「有料note」が一般に浸透しましたけど、
これ自体は形を変えながらもう20年前からある仕組みです。
c.は直接的に金銭にはならないけど、何かしらの関心を持ってもらって、
最終的に(いつかは)自社商品を買ってもらえたらいいな、という感じ。
単なるお楽しみ記事でもあり、一部は集客用記事とも言えるやつ。
そしてオニマガの場合は、ブログ以外にも色々と作って売ってます。
昔は音楽やZINEを売っていたし、Tシャツとかバッグとかグッズもあったし、
その後はデジタルが多くなって、WordPressテンプレートだったり、
写真用のLightroomプリセットだったり、写真データ自体だったり、
最近はGoogleマップのお出かけ用データだったり。
あ、途中で、コーヒー豆もあったし、
すごろくとかワケの分からないもの作った時もあったなー。
こういうのを買ってもらうことで成り立っているので、
ブログ記事自体は100%無料で読めるようにしてます。
そのうち95%くらいは特に収益は関係ない単なるお楽しみ記事、
残り5%くらいは収益に繋がる(かもしれない)お役立ち記事、
ズバリなコツとか内緒にしたい話の有料noteは2〜3記事くらい。
2.お金のためのクライアントワークはしない
クライアントワーク、つまりこれは自分が直接動いてサービスを提供して報酬を得る、
という仕組みですよね。
これはワタクシ、まずもって向いてないので、基本はやらないようにしてます。
これを上手にできる人はやっぱりコミュニケーション能力が高い人だと思うので、
もしろ技術よりコミュニケーションなのではないかと思うわけで、
ワタクシ完全にその能力はありません。ので、やりません。シンプル。
けど、奥様はこの辺が超得意なので、奥様経由で受ける仕事はたまにあります。
打ち合わせから実作業まで奥様が基本的には全てやるんだけど、
ついでに写真も撮って欲しいとか、ちょっと文章も書い欲しい、
みたいな感じでおまけで出動するパターン。ってのがたまーにあったり。
昔から仕事は募集してませんって言い続けてるけど、
それでも!どうにか!って場合も稀にあって、
そこまで言ってもらえるのはありがたい限りな話なので、
それならば!っと全力でやらせてもらいます。
例えばちょっと前の松坂屋の媒体の連載コラムとか、名古屋城のお祭りレポとか、
最近だと月イチでやってる中日新聞のコラム連載とか。
ちなみに、SNSのPR投稿をしてくれって依頼は(たくさん来るけど)、
昔も今もやってないし今後も一切やる予定はありません。
記事広告も基本的にはやってません。
逆説的に「クライアントワークをしない」「PR仕事はしない」と決めたら、
フリーランスや自営業で収入を得る方法はそれほど多くなくて、
「自分の商品を売る」という方向に自然となりました。
3.自分が稼働しなくても自動で売り上げがたつ仕組みにする
クライアントワークをしないってのと繋がってくるけど、
自分が稼働する仕事だと時間給になってしまって限度がありますよね。
24時間も働けないし、そもそも働きたくない!からスタートしてる話なわけで。
そうなると、一番大事なことは「自動化」。
自動化の基本概念
- a.自分が動かなくても良い
- b.自分の分身が勝手に動いてくれる
- c.お金がお金を稼いでくれる
自動化というとa.が思いつきますけど、b.も重要。
a.はどっちかというとツールとか仕組みの話ですよね。
b.はネットならではの影響力とか、記事資産、みたいなもの。
c.は投資の部類ですね。
それぞれもうちょっと詳しく。
a.自分が動かなくても良い
オーナーが社員を雇って仕事してもらう、ってのも一つの自動化だと思うけど、
そこにはコミュニケーションが発生するので、これもやっぱり向いてない。
ところがです。
インターネットやオンラインツールというのは、
それをノーコミュニケーションで叶えてくれるわけです。画期的。
つまり今の時代は誰でもツールで自動化ができる!
これを使わない手はないですよね。
ネットのツールを使って自動化できることって色々あります。
- 集客
- 宣伝
- 広告
- 営業
- 決済
- 集金
- 商品配送
- サポート
- アフターフォロー
- 定期的なお知らせ
- 教育
普通ならこれ全部それぞれ人間がやってたことだし、
大きな会社ならそれ専門の人がいてプロの技術でやってることだと思います。
なので大きく儲かるんだと思うけど、小規模ビジネスでこじんまり生きていくには、
ネットのツールで置き換えても十分成り立つわけですね。
あとは自分が開発を頑張ればなんとかなるわけですね。
まあ頑張れば、というか、ここが面白いポイントですかね。
ちなみに、もう少し生成AIが本格的かつ簡単に使える時代になれば、
クリエイティブ系のクライアントワークは激減しそうですよね。
ちょっとした素材を作れるだけだともう勝ち目はないというか、
「誰か(誰でもいいので)この仕事(安く)やってくれませんか?」って仕事は、
限りなく単価が下がるか仕事がなくなるか、大変な時代になりそう。
b.自分の分身が勝手に動いてくれる
自分の分身、つまり影響力とも言えますが、
自分が寝てても自分と同じような機能を持った何かが、
知らない間にあっちこっちで働いてくれている。っていうやつ。
おそらく、ここが最大のキモだと思うのです。
ブログで言えば過去記事というやつですね。
随分前に書いた言葉(思考)が今になって読まれて、
なんかしらの影響を与えることができる、かもしれない。
これがインターネットの最大の利点。
時間という概念がなくなるというか、最大化されるわけです。
24時間365日、自分の分身が働いてくれている状態。
これは単純にフォロワー数が多いから良いとかって話じゃなくて、
インフルエンスの大きさのポイントって、数じゃなくて度合いだと思うんですよね。
深さというか。
必要な人にだけ必要な分が突き刺さる方がいいと思うわけです。
だって、ちょっとSNS見ても炎上だとか言い争いだとか誹謗中傷だとか、
ひどいもんですよね。21世紀なのに。
あれは知ってもらう必要のない人に知られるとか、
届ける必要のない人に届いちゃってるとか、そういうのが原因ですよね。
前にもこの辺は記事にしましたな。
関連記事:いかに見つからないか、が大事な時代(ミスマッチを防ぐには濃い情報発信が必要)
できれば、「正しい範囲にだけ深く刺さるように」自動化したいもんですね。
c.お金がお金を稼いでくれる
で、もう一つ、自分が働かないパターンに「お金が働く」というのもあります。
働いて稼いだ分はとにかくどんどん投資に回す。
なるだけ早くお金がお金を産んでくれる状態にするってことですね。
若いうちは自己投資の方が圧倒的に大事だけど、
ある程度になったら資産への投資も必要かなーっと。
そんなわけで、「自社商品」+「広告収入」+「投資収益」、
という形に自然となってきたわけです。
文章が分身となり影響力が自動で拡がるのがブログのビジネスモデル
そんなわけで、ここまで長々と書いてきましたけど、
こんな感じのビジネスモデルを作るために最も大事なことは何か?
それは「文章」です。ここが最大のポイント。
ツールや仕組み自体の使い方、数で評価される集客力も大事だけど、
結局のところ最後は「文章」です。
人が何か行動を起こす時のきっかけになるのも、後押しするのも最後は文章。
文章というか言葉ですかね。
言葉というのは考え方や思考であり、その発信者の人格そのものです。
レコメンドでパーソナライズで次々やってくる細切れ情報じゃなくて、
的確なタイミングでマッチして、深く刺さる・響く言葉。
これを適切な範囲に深く届けるようにするのがポイントで、
できるだけ拡めるってのはもう今の時代には合わない気がします。
もう少しすれば、みんな地下に潜るんじゃないですかね。
大事なことは全部が有料とか。クローズドな場所へと(すでになってる?)。
でもそれだとインターネットの面白さが半減なので、
ひっそりこっそり大事な人にだけ届くように、ってのがいいのかな。
この文章をここまで読んでくれるあなたのような人にだけ、伝わるように。
まとめ
みたいな考え方でやってると、いかにブログが大事か、ブログが中心か、
っていうのが分かってきます。自分が。改めて。
ただの集客用とか流行りだとかそんなのに惑わされてちゃいけませんな。
そしてダラダラと書きましたけど、
簡潔にまとめると、
- 「情報発信だけでは難しいので自分の商品を作ることは必須」
- 「商品を作って売るなら情報発信は必須」
- 「そのベースにブログ(文章・言葉)は最適」
っていう3つがポイントですかね。
はい、あなたもブログを始めてみてはいかがですか?
→ いろんな業種向けWordPressテンプレート(サクッと始められる有料テーマ)
→ 人気ブログを作る10の秘訣(具体的なアクセスUP・収益化の方法)
みたいな感じが、ブログで生計を立てるビジネスモデルです。
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