生産性を上げるにはインプットを減らす

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長年、「生産性」という言葉にどうもモヤッとしたものを抱えていたのですが、
最近、ちきりん著『自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方』という本を読んで、
ストンと腑に落ちました。

生産性を上げるって話になると、労働時間を増やして収入を増やすとか、
人員を増強して収入を増やすとか、広告費を増やして収入を増やすとか、
何かを増やして結果を向上させるって方向に行きがち。

いやいや〜生産性ってそういうことじゃないよな〜ってずっと思ってたのが、
本の中に「生産性を上げるにはインプット(希少資源)を減らす」と書かれていて、
あぁまさに!言語化できずにモヤッとしてたのはこれだ!と。

生産性の上げ方

ワタクシ、パソコンのキーボードの試し打ちでもついつい入力しちゃうくらい、
好きな言葉は「時間短縮」なのですが、
時間を減らして結果を向上させるというのが昔から好きで。

この調子ならもっとがんばれば売り上げが上がるとか、
もっと時間をかければ結果は倍増するとか、そういうのにどうも惹かれなくて。
ましてや、これをやるためには休日返上で!とかはあり得ないなーと。

逆に、この調子ならどれだけがんばらなくても、
この売り上げをキープor微増できるかなーとか、
どこまで仕事時間を減らせるかなーとか、
結果が微増しつつ、労力が最小化できる最適なポイントを探る、
みたいな事ばっかり考えていて。

働かずに生きる方法、というのもまさにそうだけど、
これ!という得意で好きなポイントに集中して、
最低限のインプット(労働時間・人員・投資)で、最大限の結果を出したいわけですな。

人生の基本の法則

ワタクシ、日常生活の基本ルールというか人生の法則というか、
「パレートの法則」と「パーキンソンの法則」をかなり重要視していまして。

インプット(希少資源の投入)を増やしてアウトプット(得られる成果)を増やすのは、
その法則に反するかなり無駄な努力に感じてしまうので、
「インプットを減らしてアウトプットを増やす方法」だけを考えてます。

ちなみにパレートの法則(80:20の法則)は、
例えば売り上げの8割は2割の顧客が生み出す、みたいなやつね。
パーキンソンの法則は、仕事の量は与えられた時間マックスになるまで膨張する、
という、時間を増やしても仕事量なんて変わらないから意味ないよ的なやつね。

どっちも歴史的名作。必読。

で、そんなのが生産性じゃないかなーって思っていたんだけど、
まさにその概念が分かりやすく説明されていて、なるほど!間違ってなかった!と。

もちろん超一流のプロを目指す人は別ですよね。
むしろここから先が分かれ目という厳しい世界だと思うので、
凡人の場合はってな話で。

まとめ

サブタイトルに「ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方」ってあるけど、
自由に生きるには、まさに生産性を正しい方法で上げることが全てな気がしました。

なんか時間ないわーとか、時間かけてる割に成果が低いわーとか、
仕事のせいで子供と遊ぶ時間がないわーとか、この仕事ムダかもーとか
そんな人にはガツンとくる一冊かも。

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Update:2023-09-13) by
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