AIで誰もがアーティストになる世界線
AIがどんどん進化して、これ結局どんな世界になるのか?
って考えると「誰もがアーティストになる世界」ってのが、
ひとつ考えられるなーっと、ますます思うようになりました。
今までなら頭の中では自由に思いつくけど、
それを具体的に実現させるには技術的に難しい、ということが、
AIで簡単にできるようになるわけで、
これは全人類がアーティストになるようなもんですよね。
まだAIで作品と言えるものを作ってない人からしたら、
「何言ってんのよ?所詮AIでしょ?」って感じにしか思えないだろうけど、
大量に生成してあるポイントを超えると、あ、これAI使ってるけど、
自分で生み出したアートだわ、ってなるラインが来るんですよね。
超大量に生成してみるとひとつ壁を越える
ワタクシの場合、最初にやったのはAI音楽。
元々、音楽を作るのは20代の頃からの趣味兼仕事だったので、
当時は技術的・テクノロジー的・金銭的に不可能なことも多かったけど、
そんなのが20年経ってなんとAIで可能になりました。
2025年の頭から2アーティスト分の音楽を作ってて、
1000曲近く作ってほぼボツで、その中で70曲くらいは良いのができて、
アルバムが6枚完成して世界配信する、ってところまでやりました。
数ヶ月でこれなので超絶画期的スピード感。
最初のうちはいくら自分で考えて作っても、
「面白い〜!けどまあ所詮AIだよね」って感じで自分の作品とは思えないわけです。
でもこれをどんどん進めていくと、どんどん壁にぶつかるんですよね。
もっとこうしたいっていう意欲というか。
そうなるとプロンプトを研究して改善してテストしてまた改善して。
で、だんだんいい曲ができるようになると、
次は具体的にどんなアーティストにしようかな?ってなるんですよね。
ジャンル・雰囲気・性別・国・ソロかグループかバンドかアイドルか、
そんなのも完全自由に自分で決められるのがAI音楽。
ってなるともうこれは普通にアーティストのプロデュースと同じですよね。
どんなアーティストをどうやって育てるか?っていう。
それが決まったら、じゃあどんな世界観を作るか?どうブランディングするか?
どんな楽曲が必要か、どんなビジュアルが必要か。
楽曲が揃ったらどういうパッケージングにするか?どうプロモーションするか?
この辺になると音楽制作からスタートして、
ジャケットデザイン(画像生成)、MV(動画生成)、マーケティング、
って感じでもう無限大にやることが出てくるし、めちゃくちゃ面白い。
そしてこのくらいまでいくと、
いつの間にかAI生成なのに自分の作品としての気持ちがちゃんと生まれます。
AI=自分+アーティスト+プロデューサー+レーベル、みたいな気分。
自分と第三者が混在する不思議な感覚。
AI以前はこの中の1部分だけをやるのが普通ですよね。
それがAI以降は全部一人でできる。しかも何アーティストでも。無限に。
これはかなり画期的ですよね。
AIで誰もがアーティストになる世界線
音楽って小さい頃から特別な訓練を受けたり勉強したりして、
楽器が上手で歌が上手で楽譜が読めて音楽理論を解ってて、
レコーディングの知識やテクノロジーの技術も習得しないとできない、
なんて感じで思ってた人も今までは多いと思うけど、
AIならそこら辺を全部すっ飛ばせる(それが良いか悪いかは置いておいて)。
音楽って小さな赤ちゃんでも何か物を叩いてリズムを生み出すし、
リズムが生まれたら体は勝手に動き出すし、
そもそもそんな感じで誰しもがやれる原始的なアートですよね。
それだけではまだ楽曲にはならないけど、音を楽むっていう意味では、
これでもう完全にちゃんとした音楽。
人間の本能というか元々持ってるものの一つな気がするわけです。
だから音楽って素晴らしいって話で。
それをAI使って冒涜するのか!っていうのがまだ今2025年の感覚だと思うけど、
もう少ししたらむしろ理屈から解放された!誰でも生み出せる!
自分で作って自分で楽しめる!っていう風になるんじゃないかなーっと。
これは過去にも、写真がスマホで、言葉がSNSで大衆化されたのとほぼ同じ。
そして音楽・文章・画像・デザインあたりが次にそうなりそう。
その次に動画(アニメーション)かな。
超大量にAI音楽を作ってみて、そんな実感。
ちなみにここ最近はAI小説を書いてます。
ただ、問題点もやっぱりあって、
AIはどこまで行っても結局は歴史的な誰かのアイデアというか、
過去の資産を食い潰してごちゃ混ぜに再構築してるだけなので、
それの良し悪しの問題は付き纏いますよね。
でもそれ自体がカルチャーの歴史じゃんという人もいるような気もしたり。
もちろんAIもかなり進化してて、自分のアイデアを盛り込めるようになってるので、
完全に過去の誰かの著作を組み替えてるだけ、ってわけでもないんですよね。
その辺はやっぱり勉強というか、結局は情熱みたいなのは必要で。
あ、むしろこれから必要なのは情熱だけじゃないか?とか。
まとめ
たまたま今回は音楽の話だけど、これは他のアートでも創作でも同じ。
アートっていう枠組みをどこら辺まで含めるかってのは、
人それぞれだけど、自分の場合は生活全般も既にアートだと思ってるので、
つまり生き方とかそういう話ね。
アートは個別の事案より、精神の話だと思ってるので、
何のジャンルでも情熱とやる気さえあれば、
AIを活用して誰でもアーティスト(みたいに)になれる未来になるんじゃないかな。
っと、思ったり思わなかったりする今日この頃。
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