Leica M11を買って１年が経った

いま愛用してるカメラ「Leica M11」を買って１年が経ちました。
カメラ好きの人には「欲しいけどなー、実際のところライカどうなの？」
っと気になる人もいると思うので、
１年使ってみた感想を書き残しておこうかなーっと。

ライカ自体は2021年の3月にLeica Q2を買ったのがスタートで、
2024年の12月にM型のLeica M11ブラックペイントを買いました。
なのでライカ歴的にはまだまだペイペイな感じ。

この記事を書いた人：オニマガさん

名古屋の散歩案内とシンプルライフなブログ「オニマガ」を、2013年から平日毎日更新中（最高月48万PV）。家族で散歩して写真を撮ってブログを書いて自由にのんびり暮らしてます。中日新聞でも暮らしのコラム「のんびりシティライフ」を月イチ連載中。

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ライカを買って起こった良い変化

とりあえずライカは小さくて軽いので、
散歩の時とかさっと持ち出そうという気になるのが一番良いですね。
持ってないと撮れないというのがカメラなので。

自分の場合は基本的に散歩の時に何か撮りたくなって、
みたいなことばかりなので、日常的に持ってて日常を写す感じ。
それには小さいことと、持って行きたくなることが重要。

持って行きたくなる要因というか、せっかくなのでってなるのもライカ。
なんと言ってもお値段がけっこう高いので、使わなきゃもったいない！
っていう気持ちも働くから、なんとかしてライカで撮ってやろうという、
若干のせこい貧乏根性というか、元を取るぞ感があったり。
（それが良い写真を撮れることとは別なので人によっては悪いポイントかもしれない）

ありとあらゆるものを（向いてないものまで）、ライカで撮ってみたくなる、
というのはライカを使うと起こる現象かもしれません。

そんなのの成果というか、ライカ買って週刊写真日記を始めて、
これもちゃんと丸１年続いてます（もうしばらく続きます）。

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一番楽しいところ

Leica M11にして何より一番楽しいのがレンジファインダー。
ガラスのファインダーを覗いて二重像でピントを合わせる方式。
これが今までに体験したことがない楽しさで、
これを楽しみたいならM型しかない、という感じ。

真ん中のちっちゃい四角が二重になってるので重なるようにピント合わせして、
そして周りの白い枠のところが写真に撮れる、っていう仕組み。

M型のファインダーはガラスの素通しというか、
現実世界から離れなくていい感じというか、
そこがEVFと全く違うところで、その感覚がなんかとても良いというか。
写真を撮る行為はどんなファインダーでも同じだと思うんだけど、
EVFで画面キャプチャーしてる感じとはまた違って、
自分もその世界に存在するというか、リアルというか。

なんでこれがこんなに楽しいか？実はよく分からないんだけど、
撮ってる感があるからなのか、思い通り撮れないからなのか、
とにかく不便なところが楽しいという、よく分からない感じ。

ミラーレスとかのEVFから考えると、
はっきり言ってめちゃくちゃ不便なことは多いです。

小さくて軽くてかっこいい

カメラ本体が四角くて無駄がなくて質感が良くて、
小さくて軽くてしかもフルサイズ、ってなると、
もうほとんど選択肢って限られてきますよね。

こういう感じのカメラが好きかどうかの話なんだけど、
いったんこういうの好きになるとなかなか他にいけない。
オートフォーカス付いてないので、レンズも小さいから、
全体で小さくできてすごく持って行きやすい。

他のメーカーでも小さくてかっこいいやつあるんですけど、
カメラは小さいけどレンズがでかい、ってなりがちで、
なかなかバシーっとくるカメラが少ない。
前にレンズの長さを制限してみるって話も書いたなぁ。

関連記事：買ってもいいレンズの長さは6cmまで、に限定してみる実験

不便なところ

不便なところとかこのお値段でこの挙動？みたいなのをあげるとキリがないけど、
とりあえずカメラにはオートフォーカスがついてないので、
マニュアルフォーカスが無理！って人はもうダメですね。
F1.4とかのレンズでピントがドンピシャみたいなのは、
やっぱり最新のカメラの方が圧倒的に楽で強いと思う。
撮るまでの早さという面では意外と負けてないけど。

写真が上手くなるか？

そして肝心なことだけど、ライカ使っても別に写真は上手にならない！
むしろこれがびっくりするほど下手になりますね！
まいっちゃうよね。
写真上手い人がライカ使うとすごい、っていうことかなー。
というか写真の上手い下手ってもよく分からないけど。

とりあえず自分の撮る写真でいえば、確実に下手になってて、
それは元々下手だったということに気付かされるカメラかもしれませんね。
ただそれを上回る楽しさがあるので最高、という感じ。
これが写真を撮るのが仕事（結果が全て）だったらちょっと考えると思うけど、
自分の場合は撮ることは仕事じゃないので、ちょうどいいという感じ。