無知は困るけど知識が増えすぎるのも考えもの

知識豊富、博識っていうのは少し前まではかなりの褒め言葉だったけど、
ネット上の膨大な情報に誰でもアクセスできるようになると、
知識があることの優位性はだんだん下がりつつありますよね。
(ほんとに重要な情報がネット上にあるのか?という本質は置いておいて)

ただそうは言ってもやっぱり無知よりは博識の方が「おお!」ってなるのも事実。
なんだけど、知識が増えすぎるのも考えものだなぁと思うようになりまして。
知りすぎると自分の頭で考えなくなっちゃう、っていうのが大問題。
思考力の低下というか。
思考の楽しみが無くなるというか。

知識が増えすぎると思考力が低下する

知識を得るには2つのルートがあると思うんです。

  1. 自分の頭で考える→情報を入手する→知識になる
  2. 情報を入手する→自分の頭で考える→知識になる

自分の頭で考えるのが先か、情報を入手するのが先か。
インターネット時代は2がどんどん増えてると思うわけで。

でもよくよく考えると、情報を入手して答えを知ってしまってから、
それ本当か?とか他の方法はないか?とか延々と考えるかっていうと、
よほど興味あること以外はなかなか考えないですよねー。
てことはこのパターンだと知識はあんまり増えないというか深まらないのか。

単純に、答えを知らないで思考することってめちゃ面白いですよね。
でもその面白さは外部から答えが知らされた瞬間に消えるし、
一旦知ったらもう戻れない。
知ってることを知らないことにするのは難しい!不可逆!

だとしたら、知識が増える前に、
もっとそれ以前に情報を入手する前に自分で考えたいなと。

趣味の分野は特に知識を増やしすぎない方が楽しい

自分の場合、特に趣味に関する知識は過剰に入れないようにしてます。
思考を楽しむこと自体が趣味でもあるから尚更なんだけど。

たとえば、カメラとかコーヒーとか料理とか好きなだけでやってることは、
プロの情報とか最新の知識とか、あえてほんのり遠ざけるようにしてます。
特にアウトプットまですることで楽しみが完結するようなタイプの趣味は。
(と言っても好きなことは嫌でも知識が増えていっちゃうもんだけど)

もし正しい知識や最新の情報を無条件に入れてしまったら、
自分で思考して実験して失敗して何かヒントを掴んでまたちょっと前進して、
みたいな楽しみが得られないわけで。
趣味に関わることは知らない方が良い、ってことも往々にしてあるよなーっと。

これは初心者やアマチュアだからこその利点。
だってプロになるならそんなこと言ってられないもんねきっと。
仕事なら最短で最新の知識や技術にアップデートする方がきっと儲かるしね。
(それが良いのか悪いのかは分からないけど)

結論

知識が増えすぎるとロクなことがない、
ってのまあ言い過ぎだけど、
思考力を奪うというか低下させてしまう要因になることもあるって話。
特に趣味の範囲では失敗すら楽しいので、
あえて知識を豊富にしないってのもアリかなと。

ただこれ、モノを知らないってのとは全く違うし、
検索すればすぐ分かることは知らなくていいってのともちょっと違うし、
人間として面白いなーって思う人は例外なく博識だし、
カルチャー関連はバックボーンが大きい方がやっぱり面白いし、
程度の問題というか大事なのは結局のところ「自分の頭で考える」ってところですね。

っていうどうでもいい話。

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Update:2024-05-08) by
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