抽象的に思考することで普遍的な真理に辿り着ける

ワタクシ、どうも抽象的に物事を考えるのが好きで、
このブログの「考えごと」カテゴリーでも、
考えがまとまってるのかまとまってないのか、
よく分からない文章をダラダラと書いてたりします。
つまり、今まさに書いてるこの文章もそうなんだけど。

抽象的に考えることの最大の良さは、
やっぱりシンプルに普遍的な真理に辿り着きやすいということですよね。

普遍的な真理を浮き彫りにする

余計な情報(具体的な情報)を省いて省いて、
シンプルにした状態で最も大事な部分だけをやんわりと取り出す。
ってこれミニマリズムとも共通することだけど、
そのもやっとした真理というかルールというか、
そういうのはあらゆる物事に共通して見られるポイントなわけで、
あれとこれは繋がっているのか!という気づきに辿り着けるわけです。

その逆に具体的だったり論理的だったりすると、
その対峙する事象そのものに対してはバシッと答えが出るけど、
それを他のことに当てはめるのが難しいわけですね。
応用が全く効かない。

具体的な情報を省くことでこそ、
普遍的なルールが見えてくるという仕組みですね。

具体的ではうまくいかないこともある

例えば「身体に良い甘いもの」という抽象的な考えだと、
いろんなものが浮かびますよね。

でもじゃあそれを買ってここに持ってきてください、
という具体的な行動に移そうってなると答えがバラバラで、
どれも正解なんだけど、どれも不正解、みたいな話になっちゃって、
結局物事うまく進まない、ってなりがち。特にビジネスとか勉強とかではね。
「それじゃないんだよなー」「じゃあ具体的に説明してよー」って。

これを具体的に説明すると、
「りんご買ってきて」「はい買ってきたよ」
ってなるだけの話で、何も広がりがないし、驚きもないし、
そもそもりんごが欲しいわけじゃなくて、身体にいい甘いものが欲しかったんだけど、
りんごって具体的に言っちゃったらそれ以上のものは絶対出てこないですよね。

頼んだ相手がもし食と身体にめちゃくちゃ詳しい人だったら、
「想像もしなかった”りんごじゃない”何か素晴らしいモノ」を持ってきてくれるかもしれないですよね。
これは相手のことを考えて考えて、心の奥にある要望を汲み取りつつ、
自分の過去の経験や知識を総動員して、この場合はこれが良いのではないか?
と、とてつもなく深い考え(抽象的な考え)の結果を提示してくれてるわけで、
これは抽象的な注文で得られる答えの最高のパターン。
(そうそうこんなうまくいく話ばっかりじゃないけど)

だけど抽象的では人に伝わリにくい

ただこれ、やっぱりめちゃくちゃめんどくさいというか分かりにくいというか、
自分内で完結する思考段階だとか、
お互いの考え方をよーく知ってる相手にちょっと伝えるだけだったらいいんだけど、
これをより多くの人にちゃんと伝えようとすると、とてつもなく難しい。

正しくはっきり伝えるには具体的な言葉にする必要があるわけで、
抽象的では意味が分からないからはっきりとは伝わらない。
まさに今書いてるこの文章、8割の人には伝わらないかもしれないけど、
2割くらいの人にはぼんやり伝わるのではないか?っと、そんなつもりで書いてます。

ただ、同じように抽象的に物事を考えられる人にとっては、
同じような経験や知識をもとにした思考法で、
勝手に考えて自分に置き換えて読んでくれるから、
抽象的な話だからこそ「めちゃくちゃわかる!!」ってなってると思うんですよね。
言ってみれば、これは人任せの勝手な文章なのです、すいません、って話なんだけど。

好きなモノやコトの理由も抽象的

もっとわかりやすい話で言うと、趣味やカルチャー・アートの範囲の好きなモノって、
人それぞれ色々あると思うけど、それが「なんで好きか?」って考えると、
ほとんど抽象的なことになりますよね。

自分の場合は写真とか音楽とかコーヒーとか。
例えばコーヒーは「カフェイン摂取で脳の血流が活性化され、
頭がスッキリすることで仕事が捗る覚醒作用が好き」な訳ではなくて、
「なんとなくいい気分になれる」「新しい豆に出会うとなぜか心がワクワクする」
「コーヒーのある時間そのものがなんとなく心地よい」みたいな抽象的な話。

写真は撮る対象や写すモノは具体的だけど、写真を通じて伝えたいことって、
その瞬間の感動だったり驚きだったりなんとなくビビッと来た何か心の震え、
みたいな。ふわっとした抽象的な何か。気持ちともいうけど。

結局好きなモノやコトって、具体的な効能で好きになってるんじゃなくて、
抽象的な何かが好きなんだなーと。
そこを突き詰めていくと(抽象的な何が自分の心に響いてるのかを探ると)、
具体的な部分(例えばコーヒーが写真に)置き換わったとしても、
その抽象的な何かというのは共通しうるというか、必ず何か共通点があって、
それは自分にとってのまさに真理の部分。
ありとあらゆる異なるジャンルや分野で、アレとコレが!なぜか一緒だ!
なぜかコレとコレが重なる!みたいな現象が起きますよね。
これは抽象化することでしか気づけないわけですね。

あれ、分かりやすい話のつもりが、より分かりにくくなっちゃった?

まとめ

今の時代は「分かりやすく」「具体的に」「論理的に」「端的に」
「要点だけをまとめると」「即使える情報」「便利なアイデア」「世の中的な正解」
というのが流行りやすいというか、何事もそうなりがちなんだけど、
それだけだと広く大きな捉え方ができないので、応用が効かないですよね。
その1点のみにしか効かないというか、
答えがすぐ出る分、すぐ行き詰まっちゃう。

結局のところ、抽象的に考えることの最大の良さは、
シンプルに普遍的な真理に辿り着ける、という点。
そしてそれは人生のいろんな場面で使えるし、応用が効くという点。
これはやっぱりミニマリズムとも通じる部分ですね。

なので抽象的に考えるのは楽しいなっていう、どうでもいい話。
抽象的な話は長くなるわー(そりゃ流行らんね)。

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Update:2023-09-12) by
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