そこに「有るもの」よりも「無いもの」にロマンを感じる

旅行や散策・散歩とかで知らない街に出かけると、
やっぱりついつい「有るもの」を見ようとしますよね。
観光名所・有名建築物・絶景・史跡・アートなどなど。

ところがこれどういうわけかワタクシ、
有るものよりも「無いもの」にロマンを感じるんですよね。
かつてはそこに有ったであろうものが、今はもう無い、っていう場所。

『何も見るもの無いじゃん』が超褒め言葉!みたいな。そんな話を。

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この記事を書いた人:オニマガさん

名古屋の散歩案内とシンプルライフな話題をお届けしています。2013年から平日毎日更新中(最高月48万PV)。中日新聞で暮らしのコラムも連載中です。

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そこに「有るもの」よりも「無いもの」にロマンを感じる

例えばお城。
現存するお城、国宝のお城、復元された一大プロジェクトのお城、
どれも見たらやっぱりもちろん素晴らしくて感動しまくり。

その一方で、名も無き城、ただの城跡、お城があったらしい場所、城壁の一部、
ある時代にはお城として機能していたっぽい寺社仏閣、その跡地など。
こんなのに異常にロマンを感じたりするんですよね。
それはそれはもう、実際に有るもの以上に。

無いってことは、目に見えないし、音も聞こえないし、
とにかくただそこにいても何も感じられないわけですよね。
なので、普通はそんなのはあまり楽しく無いのかもしれません。

これがちょっとした歴史的ヒントや地図から感じられる雰囲気
(地形・地名・町名・通名・古い建物・地域の苗字・川の流れ・年代など)から、
「かつてはここに確実に何かが有った」ことを妄想すると、
それは完全に脳内タイムトリップでロマンが輝くわけです。

しかもいくつかの事象が重なって、まぎれもなく!って確信した時の感動。
ぼんやり「こんな感じだったのかなー」がいくつも積み重なると、
え?コレがこうってことはアレがこうだから、完全にこれじゃん!っと。

これは歴史的なこととかだけじゃなくて、
カルチャーとか、普段遊んでる街の雰囲気とか、日常生活の知恵とか、
細かな断片が集まってきて絡み合って、その流れや全体像が見えたときに、
急にバコーン!っとひらけて面白くなるっていう、それと同じ。

まとめ:「何も無い」ってのも悪くないよね!

というわけで、なんの話しようと思ったかよくわからなくなってきちゃったけど、
何も無いってのも悪く無いよね、って話でした。

いつも写真部で次どこ行く?ってみんなで相談してるときに、
誰かから「あそこは何も無いよね〜」ってワードが出たら、
「出た!キラーワード!よし!じゃあそこに決定!」ってなっちゃうんですよね。

普通は「あそこは何も(見所が無いから行く理由が)無いよね〜」っていう、
否定的なマイナスな意味合いで「何も無い」を使うと思うんだけど、
これが逆にロマンを感じずにはいられなくなっちゃうわけで。

その結果、大失敗することも数知れずあるわけですが。。。
今日も何も無いところをただ散歩してます。

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Update:2023-09-13) by
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