TECHARTマウントアダプターLM-EA7はMFレンズをAFレンズに変える!(ライカM⇒ソニーα7R II)[レビュー/使い方]
ソニーのミラーレス一眼カメラ「α7RII」を買って、
最初に組み合わせたレンズがコシナ/フォクトレンダーの単焦点レンズ、
「NOKTON classic 50mm F1.5 Aspherical VM」。
このレンズはVM/ライカMマウントなので、α7シリーズで使うには、
ソニーEマウントに変換するマウントアダプターが必要。
で、買ったのがTECHARTの「LM-EA7」というマウントアダプター。
これ、なんとマニュアルフォーカスのレンズを、
オートフォーカスのレンズに変えてしまうという、超画期的なマウントアダプター。
これがめちゃんこ最高!
というわけで、以下、写真でその全貌をお届けします。
TECHARTのマウントアダプター「LM-EA7」を買った!
こちらが電子制御付きのマウントアダプター「LM-EA7」。
これをレンズとカメラ本体の間に取り付けることで、
ライカMマウントのレンズをα7R IIで使えるようになるわけですね。
いわゆる普通のマウントアダプター。
なのですが、これはちょっと特殊な機能が付いていて、
このマウントアダプター自体にモーターが付いてます。
で、出たり引っ込んだりして、マニュアルフォーカスのレンズも、
無理矢理オートフォーカスに変えてしまいます。
こんな感じで、マウントアダプター自体が伸びたり縮んだり。
これは画期的!
肝心なAF速度ですが、
めちゃんこ早い場合もあるし、遅い場合(というか全く合焦しない時)もあります。
場面によってかなり変わる感じ。
ジーコジーコ言うレンズと同じ感じです。
7〜8割は大丈夫だけど、2〜3割はダメ、みたいな。
そういう時はささっとMFに変えて撮れば何とかなります。
α7RⅡの場合、背面のボタン押すだけでぱぱっと切り替えられるから、
被写体が静止してる時なら問題ないですね。
動いてる被写体の場合は、若干もたつくというかシャッターチャンスを逃すこと多数。
もうちょっと練習が必要かなー。
たとえば、ごはん食べてる人をちょうど良いタイミングで撮る、というのが、
このブログの写真の場合よく出てくるパターンなんですけど、2〜3割りは外します。
『ちょ、ちょ、ちょー、ピント合わないわ、もっかい食べて!』みたいな。
今まで使ってたCANON 6D+ef 50mm F1.2とかだったら、まず起こらないやつ。
一発勝負のプロの撮影だったら完全アウトですね。
LM-EA7の良い点と惜しい点
良い点
- マニュアルレンズがオートフォーカスで使える
- 撮影の最短距離が半分くらいに短くなる
- まあまあ軽い(135g)
- ブルートゥースでバージョンアップできてだんだん良くなってる
惜しい点
- お値段が結構する
- 音がうるさい
- 合焦しないことが普通に多々ある
- AFスピードはまあ一昔前的な感じ
- 500gを超えるレンズには使えない
なんか惜しい点もけっこうあって、人を選ぶというか、
ある人には最高でもある人には最低と言われかねないマシン。
トリッキーなのでハマる人にはハマる、という感じでしょうか。
LM-EA7の基本的な使い方と設定方法
撮影手順
- カメラにマウントアダプターをセットする
- レンズをセットする
- カメラ側の絞り値は「F2.0」にセットする
- レンズ側は「無限遠」にセットする
- オートフォーカスで撮る
カメラの基本設定
- レンズなしレリーズ:許可
- シャッター半押しAEL:切
- AFシステム:相違差AF
- 電子先幕シャッター:切(入でも使える)
- 手振れ補正:入(切でも使える)
基本的にカメラの絞りはF2.0で撮影ってことですね。
それ以外の数値でシャッターを切ることで各種設定ができる仕組み。
レンズ情報(EXIF)の登録の仕方
カメラ側の絞り値を以下のF値にセットしてシャッターを切ると設定完了。
- F11 15mm
- F13 18mm
- F14 21mm
- F16 24mm
- F18 25mm
- F20 28mm
- F22 35mm
- F25 50mm
- F29 90mm
- F32 135mm *MF
レンズの焦点距離をEXIFに記録するやり方が、
よく分からなかったんだけど(説明書が見つからなかった!)、
この本に載ってました。
ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)の設定方法
AFでピントを合わせた後に、さらにMFで微調整できるようになる、
ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)的な設定もできます。
カメラ側の絞り値を「F45」にセットしてシャッターを切って、
「F2.0」に戻してAFモードで撮影すればOK。
マクロMFの設定方法
近い物をMFで撮れるようにマクロMFにするには、
カメラ側の絞り値を「F40」にセットしてシャッターを切って、
「F2.0」に戻して、MFモードで撮影すればOK。
解除する時は「F36」でシャッターを切る。
まとめ「写真撮るの楽しいから最高!」
自分の場合は、やっぱりオートフォーカスは必要なので、
これは最高のマシンだ!という感じです。
なんといっても写真撮るのが楽しい。なので良い!
そしてこれがあればオールドレンズもAFで使える!
そんなわけなので、実は今、数千円〜1万円台で買える、
安い昔のロシアンレンズとか買って、あれこれ撮影しています。楽しい!
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