アマチュアリズムで生きる時代
ここ数年、自分の中で「アマチュアリズム」というのが一つのテーマになってて、
アマチュアだからこその面白さとか、アマチュアだからこその自由さとか、
そういうのをなるだけ殺したくないなーっと。
スポーツの話じゃなくって、仕事とか遊びとか生き方とかそういう全般の話。
もちろんアマチュアにはアマチュアの面白さがあるのと同様に、
プロにはプロの面白さもすごさもある。っていうのは前提で。
なので、どっちが良いってことじゃなくて、それぞれが素晴らしいんだけど、
今の時代は『ジャンルによっては』アマチュアが活躍しやすい時代だなーっと。
なのでプロのアマチュアになりたい!というここ数年。
SNS時代はハイアマチュアだらけ
もう何年も前からだと思うけど、ネット時代はハイアマチュアだらけ。
元々プロにしかできなかったことも、テクノロジーの発達と、ネットの発達で、
誰でもがある程度のラインに乗れるようになってしまいましたよね。
昔、写真を撮ろうと思えば何十万円〜何百万円の機材が必要だったのが、
数万円とか下手すればスマホだけでとか。
何年も修行しなければいけなかったのが、ネットの情報で一足飛び、とか。
映像とか音楽とか食とかあらゆる分野でそういうのが起きてると思うんだけど。
しかもネットで個人×個人の繋がりが増えているから、
プロ中のプロとよりも、ハイアマチュアくらいがちょうど繋がりやすかったり。
というのも、個人(素人)×ハイアマチュアっていう組み合わせは、
問題解決がとってもしやすいわけですよね。
困りごとを持った人とそれを解決する人の組み合わせって、
素人×素人ではそもそも話にならないし、
素人×プロっていう組み合わせは金銭面とかレベル違いすぎ問題とか難点があるけど、
素人×セミプロ、素人×ハイアマチュアってのは実はちょうどいい塩梅。
特に心情面が。
アマチュア精神を忘れないってやっぱり重要
とにかくプロになればなるほど素人目線が消えていく、
ということはもう確実ですよね。そりゃしょうがない。
上達すれば初心者の気持ちはわからなくなるし、
大人になれば子供の気持ちはわからなくなるし。
自転車に乗れる人が乗れなかった時の気持ちなんて分からない!
でも昨日乗れるようになったばかりの人なら気持がよくわかるし、
コツも伝えやすい。
素人の気持ちがわかるのは、ほんの少し前まで素人だった人。
だからハイアマチュアにも有利な分野はあるというか、
ハイアマチュアだからこそやれることがあるというか、面白さもあるというか。
なのでアマチュア精神を忘れないようにするためには、
プロになりすぎない、っていうのも一つの手じゃないかなーと。
それでOKになるのは時代のおかげなわけで。
まあそうは言っても何ごとも突き詰めていくと脱アマチュアしちゃうもんで、
アマチュアリズムを続けることもまた難しいわけですが。
まとめ
ひと昔前なら、そもそもマッチングされなかったから、
初心者は初心者、アマチュアはアマチュア、素人は素人、
ハイアマチュアはあくまでもハイアマチュアで、プロの手前のまだ非プロ。
プロだけがプロ。困りごとを解決できるのはプロだけ。
プロだからこそ問題解決ができる、っていう時代。
だから「プロだったら最低このくらいは〜」とか、
「プロというものはそもそもこういうもので〜」とか、
「プロはこういうもので、アマチュアはしょせんアマチュア」的なね。
ありますよね(今でも)。
だったのが、時代が変わったので、マッチングする相手も変わって、
前提が覆されてしまった、ってことですね。
なので今の時代は「プロ中のプロ」を目指すという正規ルートのほかに、
アマチュア精神を突き詰めて「プロのアマチュアを目指す」という道も、
『ジャンルによっては』アリなんじゃないかと。
ってことで、ワタクシ、プロのアマチュアを目指す日々であります。
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