人間は人間を求めちゃうから、AIに書いてもらう文章は「まだ」面白くない

ワタクシ、ブログを書くのも好きだけど、
人のブログを読むのも好きなんです。
しかも著名人でもインフルエンサーでも有名人でもなく、
会ったことも話したこともない、
全く知らない人というか普通の人たちのブログばっかり。

知らない世界の知らない人の文章を読むことで、
なんか分かんないけど、繋がりを感じる、みたいな。
読書好きの人ならこの感覚わかると思う。

ところがですよ!
ここ数ヶ月の間で、AIで書いたままじゃん!
文体が今までと変わっちゃったじゃん!なんでこれでOKにした?
っていうブログが増えてきて。
いや、増えてはいないか、いくつか出てきた、くらい。
200ブログくらい購読してるうちの3つか4つくらい(ほんの数%の話)。

AI自体はもう日常のあらゆるところで使いまくってるから、
抵抗は全くないと自分では思ってたんだけど、
好きで読んでる文章に急に入ってこられると、、、
これはちょっと残念な気分になるんだなーって気づいてしまいまして。

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この記事を書いた人:オニマガさん

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人間は人間を求めちゃうから、AIに書いてもらう文章は「まだ」面白くない

ワタクシが読んでるブログなんて、昔から書き続けてる人が大半、
新しいブログもどんどん新規購読してるけど、
古い人ほど文体がその人を表してるから、変わるとすぐ分かる。
(あ、今回の話はビジネス文書とかハウツー記事とか情報・ニュースじゃなくて、
コラムとエッセイとか日記とか、個人的な趣味で書かれてる文章の話ね)

しかもAIって今のところ特有のクセがいくつかありますよね。
はいはい、これAIコピペね〜ってすぐ分かるやつ。

自分は思考整理して文章を捻り出すのが趣味だし、
それ自体が人生の楽しみだと思ってるから、
このブログのメイン文章にはAIは使ってないけど、
ここ以外の場所ではめちゃくちゃ使ってるので、
人が書く文章→AI文章への変化は思いのほか敏感だったみたい。
そしてちょっとだけがっかりする自分がいた、という発見。

その人ならではの人間味に惹かれてたのに、
その人間味が無くなってしまったーってのは、
単純に寂しいというかつまらないというか。

ただ、使いこなしがまだできてないだけかもしれないけど。
(AI使ってるって公言しててもその人の文章になってるブログもちゃんとある)

内容よりも、その人特有の文体が重要

文章で言えば、読みやすくはなるんですよね。AIだと。
構成もばっちりだし、誤字脱字なくなるし、
説明が端的だし、情報はうまく伝わってくる。

それに元となるブログやデータを持ってれば、
丸ごとAIにインポートして自分より自分に詳しいAI botも作れるし。
(ワタクシの場合はそれで4コマ漫画を作ってみたり)
なので内容とか考えとか意見は間違いなくその人のものなんですよね。
当然、最初のアイデアも本人きっかけだろうし、
雰囲気的には8割人間で2割AIくらいかな、きっと。

なんだけど、言葉遣いとか文体とかリズム感とか空気感とか、
さらにはもっと深層にある哲学とか、
そういう肌で心で感じる部分が全く違っちゃう。
もうまるっきり別人。

これはよっぽど文章を読むのが好きな人しか感じないのか、
そもそも今の時代には些細なことなのか、よく分からないけど、
ワタクシにとっては内容よりも大事だった!
ってことがはっきり分かりました。

情報より書き手との繋がりみたいなものを求めていた

ブログって情報を読みたいって部分はもちろんあるけど、
それ以上に書き手と読み手の間接的な交流というか、
心のやり取りみたいな見えない交流っていうか、
なんていうんだこういうの?ちょっとうまく説明できないけど、
説明できないからこそ今この話が伝わった人いますよね?

これAIにこの部分書いてもらったらたぶん、
端的に分かりやすく説明してくれると思うけど、
それは不要というか余計というか蛇足というか、
説明しちゃったからこぼれ落ちて伝わらない部分ができてしまって、
そのこぼれ落ちた方に最も大事なことが含まれている、みたいな。
具体と抽象の話とこれまた同じようなことなんだけど)

8割人間2割AIだとして、そのAIに任せた方の2割に、
最も大事な部分が含まれてたんじゃないか?
ってことに今この文章を書きながら気づいてしまったり。

結局のところ人間は人間を求めているってことかなー。

まとめ

まあこれはブログとか本とかコラムとかエッセイとかの文章の話で、
それ以外のジャンルはどうなのか分かりませんけど。
文章なら文体、写真や映像なら色味?ラジオなら声質や喋り方?
動画なら?よく分かんないけど、人それぞれ求めるものがありそう。

なんだろね?AIだからダメってのとはちょっと違うんですよね〜。
実際自分の場合、AI音楽にはすでに抵抗はないどころか、
日常的に楽しんでるし、最新ヒットと昔の名作とAI音楽を並列で聴ける。

これは属人性を求めない場合はOKってことかも。
自分の場合は音楽は音そのもの(つまり情報)を楽しんでて、
作ってる人のことが好きなわけじゃないのです。つまりそいうことか!

逆に考えるとここにAIを上手に使うヒントがありそう。

って、ここまで書くのにちょうど1時間かかった!
AI使えば5分で終わるけどね〜。
楽しみは5分で終わるより1時間楽しめた方が良くない?
っていうのがワタクシのブログに対するスタンスです。

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