いまさらブログの始め方:2025年でも遅くない初心者向け個人ブログの作り方

「いまさらブログ始める、ってもう遅すぎるかな、、、」
「むかし挫折したけど、やっぱり書いてみたいなぁ」
「初心者が今から個人ブログ始めて、アクセス集まるのかなぁ?」

みたいなことをちょっとでも思ったあなた!
今日は「いやいや全く遅くないよ!今がむしろチャンス!」っという話と、
実際の始め方(作り方)の手順をポイントを絞ってズバリ解説します。

いまさらだけど、いまさらでもない「ブログ」

ブログが古いって感覚はまああながち間違ってないんですよね。

その昔、ブログブームってのがありました。

  • 2003年〜2006年頃:第一次ブログブーム(はてな・Ameba等無料ブログが登場)
  • 2014年〜2016年頃:第二次ブログブーム(プロブロガー・オウンドメディアの時代)

ワタクシがこのブログ「オニマガ」を始めたが2013年。
ちょうど第二次ブームが来る直前(同時にWordPressブームもこの頃からかな)。
楽しすぎていまだに続いちゃってます。

関連記事:ブログを10年続けてわかった個人メディアの重要性と今後の展望

で、今!2020年代〜。
ここ数年SEOはさらに難しくなって個人ブログは超厳しい。
雑記から特化に移行して専門性があるブログだけが生き残り、
さらにnote・Instagram・YouTube・X・TikTokと棲み分けも進み、
ブログなんてねー、完全にアレしちゃったよね、、、みたいな雰囲気。

ところがです、時代というのは確実に繰り返すものでして、
SNSが流行れば流行るほど、AIの無味無臭の大量投稿が蔓延すればするほど、
個人ブログは「情報発信・ブランディング・収益」のメディアとして再評価される。
はず。

検索数のデータを見てみましょう

ここでひとつデータを。
過去1年の「個人ブログ作り方」「ブログ始め方」で、
どのくらいの検索数か(あくまでも推定値)をAIに調べてもらいました。

あれ?なんか増加傾向にないですか?ほんとか?
1月がピークなのは、もちろんみんな新年でやる気になるからですね。
それを除いたとしても、「個人ブログ 作り方」でミドルキーワード級、
「ブログ 始め方」ならもうビッグワード級に検索されてる。いまだに。

これはメルマガみたいなシンプルなツールが今でも有効なことや、
ジャンルは違うけど例えばレコードとかカセットが消えるどころか再燃したり、
なんというか常にカウンターですよね。
諸行無常の響きありですよね(ちょっと違うか?)。

その予感や可能性を感じてる人が、今またブログを始めようかな?
って思ってるんじゃないでしょうか(あなたのように!)。
きっと時代の先読みが鋭い人ですね!

そんな超絶少数派の人に向けて、
いまさらブログを始める方法をまとめてみることにしました。
「ブログやってみたい気持ち」がちょっとでも思い浮かんでここに辿り着いたなら、
その勢いのまま進んでください。何事も初期衝動と勢いが大事!

ブログを始める前に押さえる3つの現実

今さらでもチャンスがある?

「ブログはオワコン」なんて声、よく耳にしますよね。
でも実際にはキーワード調査してみると、
これから始めようとする人が今でもいるのは先ほどのデータから読めますよね。

そして「今さら」というより、むしろ「今から」かもな〜と思うのが、

  1. コアアップデートで企業ドメインでも体験談不足のページが順位を落とした
  2. 生成AIコンテンツの大量投下で「読者がリアルな経験談を求め直している」

という2点。

特にAIですよね。AIを使えば誰でも記事が書けるので、
ブログなんてもう終わりじゃん!ってのが普通の考え方だけど、
そこからさらに進んだら最後に残るのは、
やっぱり人が書いたオリジナルな体験を伴う文章
これはAIを使えば使うほど、そうだろうなーという気がしてきました。

Googleの動向

2025年3月のGoogleのコアアップデートでは、
「一次体験を重視します」って方針が強まりました。
以前から言われている専門性は引き続き重要で、
さらにオリジナルコンテンツ・体験談・地域密着とか個人のリアルな声が、
検索結果の上位に戻りやすい環境になったのではないかと。
これは「体験を語る個人ブログ」には追い風です。

後発でも「個人の一次体験+専門性」をセットで出せば、
まだまだチャンスはありそうです。

検索流入は量より質の時代

昔は「まず100記事書こう!」だったけど(ワタクシの有料noteでも書いたね)、
それは書き始め初期の慣れるまでの習慣作りの話で、
慣れてきてからは、大量に書いた100記事より、
検索意図に合う10記事の方が圧倒的に強いです。

長くやってる方が有利な面はもちろんあるけど、
その反面、長くやってると記事が増えて構造がごちゃごちゃになりがち。
新規で始めるなら最初から計画してスタートできるので有利、
ということもあります。

今やこうした方がいいよ的なテクニックはすでに体系的にまとまってるので、
後発だからこそ有利な点もたくさんあります。

というわけで、ここからは実際に始めるステップを解説します。

ざっくりSETP1〜5までノンストップでチャチャっと始められるように。

STEP1:テーマと目的を決める

雑記×特化ハイブリッド型のすすめ

初心者が最初から一点特化にしようとすると、
知識不足・リサーチ不足でネタ切れしがちですよね。
かといって完全なる趣味の雑記ブログはターゲットがぼやけて伸び悩む。

というわけでハイブリッド型がいいんじゃないかなと。

  1. 最初の30記事は「好き×得意×需要」で雑記的に広く好きなように書く
  2. Google AnalyticsでPV上位20%を抽出
  3. そのカテゴリーだけサブディレクトリにまとめ直す
  4. 内部リンクを張り巡らせて小規模のまとまりを作る

これで「総合ブログ」+「特化ミニサイト」みたいな感じになります。

カテゴリー作成のちょっとしたコツ

ハイブリッド型にするならカテゴリー数は3〜4個くらい。
増えすぎると読者もGoogleもサイトテーマを把握しにくくなると思います。
ちなみにワタクシのこのブログ「オニマガ」は、
適当に増やし続けた結果、削って削ってやっと5カテゴリーです。
AIに相談すると「いますぐ4つに減らせ、4つにまとめろ」って必ず言われます。
新規で始めるなら最初から増やしすぎないほうが後々楽ちんです。

収益を意識したジャンル選定のコツ

もし今から作るブログを収益化まで期待するなら、
ジャンル選びは「単価」×「競合強度」×「一次体験のしやすさ」で考えるといいかも。

例えば、地域の散歩コースをテーマにするなら、
それはそれは低単価、だけど高競走(競合にインスタもあるから)、
体験のしやすさは抜群。
これはワタクシもやってるお散歩ブログですね。
誰でもできます。が、競争が激しくかつ低単価なので全く儲かりはしません。

例えば、これが家電レビューになると、中単価×中競合だけど、
モノを実際に買うことと使い続けて検証する時間が必要なので、
体験コストはそこそこ高めくらい、かな。
家電とひとことでまとめるには大雑把すぎるので、
さらにジャンル細分化しないと読まれないと思うけど。

さらに例えば、仮想通貨とか医療転職とか、
めちゃくちゃ高単価で収益化するなら!っていう定番ジャンルは、
当然のように高競合(しかも相手は企業も多い)、
そして体験ハードルもコストも超高いですよね。
なので、なんの経歴もなくいきなりここを狙うのは超難関。

てことで、初心者は低〜中単価×体験コストが低い領域で、
なるだけ早く記事を書いてGoogleに評価されるまでを短くする方が効率いいかも。
オニマガの場合は(運営歴12年になりますが)、例えば「コーヒー器具レビュー」は、
単価は低いですが、検索流入をキープしやすくて購入率も高くて、
そこそこPVでそこそこ収益になります。

でも自分はコーヒー屋さんじゃないので、
この場合あくまでも広告収入しか得られませんよね。
もし、これが、コーヒー屋さんが同じことをやってたとしたら、、、
そりゃ〜もうとんでもなく効果絶大・来客倍増・売上アップでしょうね。

なので最終的に自分が売りたいプロダクトやサービスに関連するジャンルの方が、
圧倒的に効果は高いということです。
この辺の話は先日書いた有料note「ネット収益の設計図」でも詳しく書いてます。

関連記事:『ネット収益の設計図』-無料の文章×プロダクト販売で10年売り続けた仕組みと分散設計の方法-

STEP2:プラットフォームを選ぶ

WordPressと無料ブログの違い

WordPressが優位なのは「資産性」と「自由度」。
でもそれだけではありません。

SEOの観点からだと、

  • 便利なプラグイン(SEO最適化・ヒートマップなど)を導入しやすい
  • コアウェブバイタルを改善しやすい
  • 構造化データも実装しやすい

というあたりが無料サービスと大きく違うところ。
かなりテクニカルな部分。

無料ブログでも始めないよりは始めた方が桁違いにすごいことだけど、
後々、表示速度・広告配置・CSSカスタムの制限で後悔することになったり、
「最初に月数百円をケチって半年後に移転やリライトで数万円の費用と時間を失う」
なんてこともありえます。

どうしても無料で始めたい人向け

どうしても最初はノーリスクで無料で始めたい、って人は、
まずはnoteで始めてWordPress乗り換えもいいかもしれません。

  1. noteを書いて文章力と更新習慣を身につける(30記事目標)
  2. 人気の記事からWordPressに移設(noteにエクスポート機能も付いたしね!)
  3. 競合を再精査してリライトや構造を調整

できたら、noteとWordPressの両方やるのが今の時代はいいと思うんだけど、
まずはどっちかから始めて最終的にWordPressをベースに育てる、
そして引き続きnoteも併用ってのがいい気がします。

STEP3:10分で終わるWordPress開設

WordPressを開設するのは今ではもうめちゃくちゃ簡単です。

  1. ドメインとサーバーを同時取得:
    エックスサーバーか、Conoha WINGならドメインが無料で付いてきます。手続き画面でブログ名とWordPress IDを入力するだけ。
  2. WordPressクイックインストール:
    初期セットアップで「SSL」「自動バックアップ」は必ず有効化しておく(ONがデフォルト)。
  3. 必須セキュリティ設定:
    無料プラグイン「SiteGuard WP Plugin」を入れて有効化すればセキュリティーも安心。

これだけ。
10分もあれば申し込み完了します(今から1時間後にはサイト公開できます)。

エックスサーバーなら全自動

大事なポイント!

「ドメイン取得→公開」までは、たったの10分で終わります。
まずやっちゃってください。今すぐに。
ここでサッと動く習慣を身につけるだけで三日坊主にならずに済みます。

すぐ動く人の4週継続率は87%(そうじゃない人は41%)というデータもあり!
怖いね〜!

画像付きで詳しく手順解説したバージョンは以下の記事をどうぞ。

関連記事:【初心者でも簡単】ブログの一番簡単な始め方(WordPressクイックスタート機能を使って全自動でホームページを作る方法)

STEP4:デザインと初期SEO設定

WordPressテーマ選び

今の時代は有料でも無料でもテーマ(デザイン)は選び放題です。
SEO的にはどのテーマを選んでもそんなに変わらない、
というのは言い過ぎかもしれないけど、そんなに気にする必要はないかも。

機能が豊富なのがいい人もいれば、ミニマルなのが好きな人もいると思うし、
デザインは単に好みで選べばいいし、最初は無料でも全然いいと思います。

ちなみにワタクシが運営してるMinimal WPというのもあります。
超絶ミニマルでなんの機能も付けてない、シンプルなテーマです。
(いま見てるこのブログでも使ってます)

シンプルでミニマルなWordPressテーマ Minimal WP >

SEO最適化の必須プラグイン

  1. SEO Pack(旧 All in One SEO):
    メタタグ/ソーシャル OG タグ/robots.txt を統合管理。
  2. WP-Optimize
    キャッシュ+画像遅延読み込み+データベース最適化。

最小限でやるならこの2つだけ入れておくといいと思います。
無料でも十分な機能があります。

STEP5:最初の5記事の作成テンプレート

1. プロフィール記事で信頼獲得

  • 検索読者には「この人は信用できるか」を3秒で判断される
  • ストーリー仕立て(課題→試行錯誤→成功&失敗→今)で書くと共感度が倍増
  • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼)を示すように、「運営歴/資格/メディア掲載歴」などを簡潔に

結局いつだってプロフィールが一番大事!

2. 買ってよかったものレビュー

  • 写真はオリジナルで(最低でも自分で撮った3枚+公式1枚)
  • Before/Afterや実測データ(重量、サイズなど)を入れると信頼性アップ
  • 競合と差別化するため、買わなかった候補商品についても比較表を置くと「選択理由」が明確になる

レビュー記事はアクセス集めにも収益化にもどっちにも効く!

3. 失敗談と改善策

読者は成功談より失敗談に強く共感します。
上手なブログほど、「失敗→対策→再チャレンジ」の構成が多いです。

例えば、ハンドドリップの記事で「家で自分で適当に淹れてもお店みたいな味にならない」→「スケールを使って計測してレシピ通り淹れた(レシオ1:16が好みと分かった)」→「いつでも美味しく淹れられるようになった」

みたいな感じで(これは例なので超適当ね)、
数値データも添えると情報価値が上がります。
あとは最後におすすめのスケールを紹介すれば、自然と売れますよね。

4. How to記事

検索クエリが「方法」「やり方」で終わる場合、
STEP形式 + 画像 + 箇条書きが効果的。

今読んでもらってるこの記事もそんな感じですよね。

5. 比較記事

  • スペック表 → 画像 → 実使用レポ の3段構成
  • 表で数値、本文では体験談(切り分けると離脱率が下がるとか?)
  • 比較対象は増やすより2つか3つに絞る方が売れる(「迷う→決める」の負荷が減る)
  • ワタクシ、個人的には比較記事はあんまり好きじゃないので、
    ほとんどやらないというか(まあ大事なところではやるんだけど)、
    実際のところ人は比較して判断すること多いですよね。

    これで最初の5記事は完成します。
    これで1テーマ1セット。ここまでが一区切り。
    もうこれだけでも立派なミニ専門ブログですよね。

    ここから同じカテゴリーで2テーマ目に攻めていくか、
    いろいろ書きたいことがあるなら、これを3〜4カテゴリーでやれば、
    雑記ブログなんだけど、それぞれは特化型に近いミニサイト形式になる、
    ってことですね。

    よくある質問 Q&A

    昔、有料note『人気ブログを作る10の秘訣』を出したときに、
    メールで質問をもらって記事で答えるってのをやったんですが、
    それは今でもほぼ同じ悩みと回答パターンになるので、ここにあらためて抜粋で。

    Q. ブログはどの程度の文字数が推奨ですか?

    A. 検索意図を満たせるな2,000〜3,000文字くらいでもいいと思いますけど、競合が強いミドルキーワードなら5,000〜8,000文字が目安(と言われてるよね)。8,500字超あれば網羅性も担保しやすいんじゃないでしょうか(というか、本気の記事を書くとだいたい長くなるものですよね)。

    Q. 毎日更新は必要ですか?

    A. 必要ないと思います。検索意図にちゃんと沿った記事なら週1投稿でも十分というか、むしろ質を落として大量投稿する方がマイナスな気がします。カニバリも起こりやすいし(これはワタクシも反省したいところ)。でもまあ書きたくてしょうがない場合は、毎日書いちゃいますよね。

    Q. 広告はいつ貼ればいいですか?

    A. 最低でも10記事・月1,000PVを超えてからが目安じゃないでしょうか。月間1万PVくらいから本格化しても遅すぎはしません。早すぎると広告密度が上がってGoogleの評価が下がる、なんてこともあるかも。

    Q. AI執筆はSEO的に問題ありませんか?

    A. GoogleはAI生成記事そのものは否定してないけど、「専門家によるレビュー」を推奨してますよね。つまり、「一次体験+事実確認」がしっかりしてればいいってことでしょうかね。AI丸投げではどっちにしても読者の心を掴むのは難しいですよね。

    まとめ

    という感じで、長々と書きました。

    • 個人の体験をベースにしたブログなら今からでもチャンスはある
    • WordPressを速攻で開設して、ハイブリッド型で雑記→特化へブログを成長させる
    • まず最初の5記事で信頼/解決/証拠/比較を網羅してサイトの骨格を固める

    まとめると「まずは動きましょう!」ってことですね!
    悩んでる暇があったらまず始めてみて、ダメだったらやめるか方向転換すれば良し!
    (途中で諦めてほったらかしにしておいたら、後々アクセス来た!パターンもあるよ)

    そして今すぐに取り掛かることは、

    1. この記事をブックマークして、今すぐにドメインを取得(→エックスサーバー
    2. カレンダーに「記事を書く日(5日間)」を先に決めて書き込んじゃう
    3. その日が来たら何がなんでも記事を公開する

    って感じで。とにかくまずはやってみる、が大事ですね。
    後々ちょっとあれ?って思ったら随時修正すればいいし、
    一発で大成功するわけないですからね。
    とにかく動く。「0→1」の体験が全て。これがすべてのスタート。
    一緒にがんばりましょう〜。

    ブログの書き方や収益化の方法なんかをもっと詳しく体系的に学びたくなったら、
    ワタクシが書いた有料note『人気ブログを作る10の秘訣』と、
    『ネット収益の設計図』をぜひチェックしてみてください。

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