コーヒー豆を自宅のフライパンで焙煎する方法

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ワタクシ、2013年頃からコーヒーの手網焙煎にハマっていまして、
手網焙煎の方法をブログにまとめたりコーヒー豆付きのZINEを販売したり、
名古屋パルコとMAISONETTEinc.の企画でコーヒースタンドTENTOに豆を出したり
といった活動をしていました。

で、ここにきて、新たな自家焙煎ブームが起こりまして、
「フライパン焙煎」という手法をただいま研究中です。
軽い気持ちでやってみたら思いのほか楽しかった!

と言うわけで、本日は自宅でフライパンを使って、
コーヒー豆を焙煎する方法を記しておきたいと思います。

1:生豆を洗う

まずは生豆をざるに入れて、熱湯で洗います。
汚れやホコリを取るのと、これをやるとチャフ(表皮)が剥がれるので、
焙煎中にチャフが飛び散らなくなるので楽チンです。
家庭焙煎は常に掃除との戦い。

さらに豆が濡れてるところから焙煎スタートするので、
熱が伝わりやすくなって、最初の水分抜きがうまくいくような気がします。
まぁ、気がするだけです。

ちなみにコーヒー生豆はネット通販で簡単に手に入ります
今回はフライパン焙煎ということでコーヒーセレモニー風に、
エチオピア・イルガチェフェにしてみました。

1回の分量は200g〜400g

豆の量は1回の焙煎で200gにしてみました。
フライパンの大きさと火力にもよるけど(我が家は28cmの深型)、
多すぎると火力が全体に満遍なく行き渡らずに焼きムラが出来やすいし、
少なすぎると焦げやすいしって感じで、200gくらいがいい気がします。

【追記】
いろいろ試した結果、200gよりも400gの方が美味しくできる気がしてきた!
ある程度多い方が、豆同士の熱も加わって、焙煎が上手くいくような気がします。
かと言って多ければ多いほどいいかというと、今度は重さが増える分、体力の問題と、
冷却の時にうちわじゃ間に合わない問題があるので、400gが限度かなーっと。

*初めて焙煎にチャレンジする人なら、最初は100gで試してみて、
コツを掴んだら徐々に量を増やして自分の適量を探るやり方がおすすめです。

2:蓋をして3分くらい蒸し焼きにする

濡れたままフライパンに入れたら中火で点火。

最初は豆の中の水分を抜く作業なので、中火で蓋をしてじっくり蒸し焼きに。
たまにじゃっじゃと混ぜる感じで。
3分くらいすると水分が抜けて、シャカシャカと豆が動きやすくなります。

3:せっせと炒める

ここからはフライパンを揺すったり、ヘラでかき混ぜたりして、
ひたすら中火で炒めます。
焼きムラができないように、なるだけ混ぜ続けます。

6分を過ぎた辺りから香ばしいちょっといい香りに変わって来て、
色もほんのり焼けた感じの色になってきます。
そしてチャフがたくさん出てくるので、ふーって吹き飛ばします。

あまりにチャフが多いようだったら(チャフが焦げちゃいそうだったら)、
一旦ザルにあけて「ふーっ!」ってやるのもいいかも。
(温度が下がっちゃうので、ほんとはよくない)

4:1ハゼがスタート

さらにせっせと煎り続けます。
この辺からは焙煎の進みが早いので、
焼きムラが出来ないように激しく混ぜ続けます。

9分くらいで1ハゼが起きました。パチンッ!パチンッ!っていうやつ。
きもーち火を弱めたいので、フライパンを火から離したりしつつ、
気を抜かずにさらにさらに勢い良く混ぜ続けます。
だいたい1分半〜2分間くらいパチパチが続きます。

この時の香りは甘みを伴ったカラメル感というか、
いわゆる自家焙煎珈琲店に入った時の香りがします。

*このやり方だと1ハゼが来るのはだいたい10分(±3分)前後です。
それよりもっと遅いようだと火力不足、早すぎると火力強すぎです。

5:煎り止め

パチパチ鳴るのが終ってから、1分後くらいに火を消して煎り止めにしました。

パチパチが終るか終わらないかくらいだと浅煎り(フルーティーな酸味の味)、
今回みたいに浅煎りからもう少し煎り続けると中煎り(甘みのバランス良し)、
次の2ハゼ(ピチピチっていうハゼ音)までやると深煎り(苦い味)って感じです。
ザックリと。

この辺は味の好みと選んだ豆の質にもよるんだけど、
香りや色や豆の膨らみ具合なんかを五感で確かめながらお好みで。
好みの煎り具合のコーヒー屋さんの豆を見本として手元に置いておいて、
それに色を合わせるような感じでやると、大きな失敗はないかと思います。

ワタクシは浅めが好きなので、浅煎りにしたいけど、
フライパン焙煎や手網焙煎は浅煎りだと生焼け感が残りやすいので、
きもーち最後を延ばす感じにしてます。中浅狙い。

*焙煎初心者の人はもうちょっとしっかり焼く感じで深煎りを狙ったほうが良いかも。
生焼けだと飲めないけど、多少焼き過ぎてもちゃんとコーヒーとして飲めるので。

6:すぐに冷まして、欠点豆を取り除く

火を止めたらすぐにザルに移して、うちわか扇風機で一気に冷やします。
のんびりしてるとさらに煎りが進んでしまうのでここは手早く。

完成。ちょっと焼きムラがある気がするけど、まあまあいい感じ。

焼けてない豆とか、焦げてる豆とか、欠けちゃってる豆は、
ハンドピックで一個ずつ取り除いていきます。

そして保存瓶かなんかに入れて焙煎終了。
焙煎したてはまだガスが放出しまくってるので、
1日くらいは蓋を開けたままにしておきます。

で、翌日からすぐ飲んでもいいけど(かなり若くて激しい味がする!)、
浅煎りの場合は4〜5日おいてから飲むとちゃんとコーヒーの味になります。
日に日に味が変わっていくので、そういうのも楽しめます。

で、特に美味しいなぁと思うのは10日目〜20日目くらいですかね。
新鮮なのも美味しいですけど、ちょっと落ち着いた頃もいい感じです。

さらにプロの焙煎した豆と飲み比べしたりするのと楽しいです。
毎月3種類の豆が届く「PostCoffee」がおすすめです。

まとめ「フライパン焙煎は楽しいですよ!」

という感じで、フライパン焙煎のやり方でした。
これもまだまだ研究中なので今後やり方が変わっていくと思うけど、
家にあるキッチン器具だけで出来るので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

手網焙煎よりは簡単で体力もいりませんよ。
ポイントは「焦がさず」かつ「しっかり芯まで熱を加える」という感じ。

関連記事:自家焙煎コーヒーの作り方〜自宅のコンロで手網焙煎を楽しむ方法〜

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