料理の意味とその手立て

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最近読んだ、ウー・ウェンさんの「料理の意味とその手立て」。
これが面白かった!

レシピはシンプル、調味料も少ない、手順も少ない、
というより素材を活かすためには余計なことを何もしない、
っていう感じで、基本を押さえたら応用が効きまくりそうな本。

料理の意味と、その手立て、ですからね!

『もやし炒めはごちそうです』

って帯のキャッチコピーがまた良くて。
最初の方に出てくるもやし炒めの話を読んだら、
もう作りたくてしょうがなくなった!
しかも美味しくしようと思ったらめちゃ手間がかかる!
今まで完全にもやし炒めをナメてたけど、
ちゃんと丁寧に作ったら全然別物というか、めちゃウマだった!

なんていうか、中国の家庭料理を基本に、
家で作る料理ってのは、っていう基本のことがしっかり分かって、
応用できそうな話ばかりなので、やっぱりこういうの好きだなー。
今っぽい時短レシピとか、そういうのとは真逆のベクトル。

「忙しいときに炒めものはしないでくださいよー!」みたいな。

そういえば、なんとなく有元葉子さんの『レシピを見ないで作れるようになりましょう。』と、
同じ方向性というか、これも良い本ですよねー。
やっぱり自分が料理する時って、ほぼレシピは見ないので、
基本中の基本だけをしっかり押さえたら、あとは素材を活かす方向で、
っていうのが家庭料理の面白いところ。

2021年早々から良い本に出会った!
ワタクシ、レシピの種類が多いとか手順が丁寧とか写真が豊富とかよりも、
そういうのはちょっとだけで、ほとんど読み物な料理レシピ本が好みです。

ちなみにこの本、元マガジンハウスの編集者の方が立ち上げた、
新しい出版レーベル「タブレ」の第一弾。
(公式サイトは、ワタクシが運営するMinimal WPのテーマを使ってくれてた!感謝!)

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