一眼からLEICA Q2にカメラを変えて大きく変わったこと
ちょっと前にメインカメラを一眼レフ+50mm単焦点レンズから、
28mmレンズ搭載のコンデジLEICA Q2に変えまして。
ずーっと10年以上、50mm単焦点レンズばっかりだったので、
自分の中ではかなりの大きな変更で。
例えば移住するとか転職するとかそのくらいの変化度(カメラ変えただけなのに)。
なんだか50mmはとにかく使いやすいので、
適当に撮ってもそれなりになっちゃうというか、
レンズの素晴らしさ(50mmならではのボケの魔法)におまかせでOK、
構図とかテーブルセッティングとかはそこそこでOK、
いつもの感じで撮ればだいたい何か撮れてるからOK、
くらいな気持ちで(あとは撮った後にフィルターで味付けでOK)。
そんな便利すぎる50mmに慣れちゃったので、
なかなかそれ以外に行く機会がなかったというか、
サブではあれこれ遊ぶけどメインは結局これだよね、みたいな、
安心の呪縛に縛られていたとも言えるんだけど。
ところが、今回の変更は、そんな50mmの魔法も使えない、
広角28mmレンズに強制的になりまして(肩の負傷で重いのが無理!ってなった)。
最初の頃は「やっぱり違うかなー」とか「こういうのが撮りたいのに無理かー」とか、
50mmの呪縛から抜けられなかったんだけど、
4ヶ月くらい使って、やっとカメラと自分が馴染んできました。
人間、長年の慣れから脱却するにはやっぱりそれなりに時間がかかりますね。
一番大きな変化
で、LEICA Q2にカメラを変えて一番大きく変わったことは、
めちゃくちゃ撮影が「雑になった(いい意味で)」。
瞬間を切り取るというスナップ的な濃度が増したというか。
元々、わりとちゃっちゃと撮る方で、撮影時間もすごく短くて、
え?もう撮ったの?いつのまに?これで終わり?みたいな、
特にご飯を食べるときなんか、写真撮るよりご飯食べたいですからね(当たり前)、
一瞬で終わらせたいわけです。
と言っても、50mmレンズの頃は、画角的に撮れるものと撮れないものがあるし、
視点を切り取る作業になるので、なんやかんや適当と言っても、
光とか影とか構図とかテーブルセッティングとか背景とか、
細かいことをあれこれ考えがちだったわけです。
それが28mmだと、もう余計なものも何もかも入りまくり
(きっちりしようと思ったら50mmの比ではないくらい気にしないとダメ)、
ボケでごまかすこともできない、正直どう撮ったらいいのか最初わからなかったけど、
一旦50mm的な思考は捨てて(どうせ撮れないから諦めて)、
スナップ的に全部見たまま今の目の前の景色を丸ごと撮っちゃえばいいのか!
って思ったら、急に28mmが楽しくなりまして。
さらに雑になったといえば雑になったんだけど、
自分の場合はただの日記に使うスナップ写真なのでそれでいいのかっていうのが、
4ヶ月くらい使ってやっと体が納得できるようになりました。
そしたらさらに撮影時間は短くなるし、
余計なことを考えずに目の前の被写体やその瞬間に集中できるし、
その一瞬を切り取るっていう反射神経的な写真が楽しくなってきたりして、
撮影スタイルがめちゃんこ雑になりました(いい意味で)。
まとめ
ってことで、これなんの話?っていう話なんだけど、
ここ数年いろんなことが(自分も世の中も時代も)変化してると思うんだけど、
カメラ変えるだけで、視点とか考え方とか物事の捉え方とか、
かなりガラッと変わるのねぇ〜っと気づいた、っていう感じで。
何かが変わるタイミングってソワソワザワザワするんだけど、
これを抜けるとワクワクに変わるのではないかという期待。
(とか言っといて数ヶ月後にはすっかり別のに変わってるパターンもあり!)
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