家庭焙煎機カルディー焙煎機とKAKACOO焙煎機の違いを比較してみました!
アマゾンで2〜5万円程度で買える家庭用コンロで使える小型電動コーヒー焙煎機は、
現状「カルディコーヒーロースター」か「KAKACOO焙煎機」のほぼ2択で。
やっぱり手網とか鍋とかフライパンからの次のステップで検討する人が多いですよね。
先日、Minimal WPテーマを検討してる方からWordPressの相談があって、
その余談の中で「実は家で鍋焙煎やってて、オニマガ見て次のステップにKAKACOO焙煎機が気になったんですけど、使った感じどうですか?カルディーとは違います?」
みたいな話が出て。
いま、うちではカルディー焙煎機を使い始めて1年半、
そしてKAKACOO焙煎機を使い始めて4ヶ月くらい、ってことで、
未だどっちがメインと決まってないのですが、
微妙に使い勝手が違うので、その辺りを比較してまとめてみました。
味の違いよりも使用感というかカタログスペックでは気づかなかった点を中心に。
ちなみに以下は浅煎り〜中煎り(苦味がほぼない焙煎度)での話です。
深煎りはやったことがないので全く不明です。
カルディー焙煎機の特徴
- メーカー推奨容量200g(最大250g)
- 個人的には適正容量は150g前後くらいだと思う
- ドラムが小さいのですぐ温まる
- 箱型なので余熱をしっかりするとそこそこ蓄熱性もある
- 動作音が静か(ハゼ音が聞き取りやすい)
- 排出する時に取っ手を持って本体ごと傾けるだけなので簡単でラク
- ドラムに少し穴が空いてるので香ばしい感じになる(気がする)
関連記事:家庭用小型コーヒー焙煎機カルディーコーヒーロースターを買いました!
KAKACOO焙煎機の特徴
- メーカー推奨容量400g(最大500gくらい?かな?)
- 個人的には適正容量は300g前後くらいだと思う
- ドラムが大きいので温まるのに時間がかかる
- ドラムむき出しなのでわりとすぐ冷める(特に寒い日は顕著)
- 動作音が大きい(ハゼ音が聞き取りにくい)
- 排出する時にドラムを外すタイプでちょい重い
- ガラスドラムで中が見えるので変化をチェックしやすい
- ガラスドラムの換えパーツも売ってる
- 生豆のサイズによっては中の棒とガラスの隙間に挟まって数粒焦げることがある
- ドラムに穴が空いてないのでスッキリな感じになる(気がする)
ちなみにどちらも温度計は付属のやつから、
K型熱電対プローブのデジタル温度計に変更しています。
あと、最後の方で煙が多い時はハンディークリーナーで排煙を促す実験中。
これについてはまだよくわからないのでまた今度別の記事にしようかなと。
関連記事:家庭用の電動焙煎機KAKACOOストーブトップホームコーヒーロースター(KAKA-G400)を買いました!
1番の大きな違いは最小容量!
買うまでは1番の大きな違いは「最大容量」だと思っていました。
いっぺんにたくさん作りたいなら大きいのにするしかないわけで。
しかも大は小を兼ねるんじゃないか、と。
しかし!これが甘かった!大事なのは「最小容量」だった!
小さいやつにたくさん入れすぎるのはもちろんダメだけど、
逆に大きいやつに少なすぎるのも全然ダメ!適正容量というのがある!
で、その適正容量を探る話は長くなるのでまた別の機会にするとして、
1回で150g前後の投入で出来上がり130g前後くらいの焙煎なら、
カルディー焙煎機の方が美味しくできる気がする、という気がします(あやふや)。
ただ出来上がり1kg作ろうと思ったら7〜8回の焙煎が必要。
逆にいっぺんに大量に作たいならKAKACOO焙煎機は2倍楽。
そしてKAKACOOの場合は300g前後くらい投入した方が美味しくできる、
という気がするような気がしないでもない。という気がします(あやふや)。
出来上がり1kg作ろうと思ったらだいたい3〜4回くらいの焙煎でできます。
まあ「美味しい」というのも個人の味覚の話でアレなんだけど。
美味しくできるというか、失敗なく上手に焼けるというか。
焙煎方法によって合う合わないもある気もする
ちなみに今やってる焙煎の方法は、豆にもよるし精製方法でも違うけどザックリ、
「最初から高温でガッと熱を加えて焦がさないように調整しつつ短時間で焼く」
みたいな感じです。ちなみに毎度、浅煎り〜中煎り(苦味がほぼない焙煎度)です。
なんせスーパーアナログ焙煎なので、かなりあやふやな話ですが、
でもまあなんとなく「適正容量というのがあるっぽい」というのはわかってきて、
細かい数字は豆にも焙煎方法にもよると思うけど、
『少量焙煎なら小型な方が向いてて、多く焙煎するなら大きい方にするしかない』
っていうなんだか当たり前すぎる結論に到達。
結局は作りたい量で決めるしかないという結論
なので、どっち買おうかなーって迷ってる人の場合、
少量しか作らない、または1日に何回も焙煎したいなら、カルディー焙煎機。
いっぺんにたくさん作りたいなら、KAKACOO焙煎機。
っていうざっくりした感じでしょうか。単純比較で容量は2倍の違いです。
味の違いはあるけど好みの問題が大きいし、両方試してみないとわからないので、
両方買って向いてない方を売っちゃう、っていうのはどうでしょう。
なんにしても何度も何度もテストすることになるので、
容量が大きいと失敗した時に痛い、というのはありますわね。
(飲めないほどの失敗、というのはまあよっぽど起こらないけど)
そんなこんなでどっちが良いというのは人によりけり、難しい問題です。
自分は少量多品種かついろんな焙煎方法を試してみたい派なので、
小さい方を最初に買ったのは正解でした(とういうか当時はそれしかなかった)。
容量が2倍違えば、テストできる回数も2倍違うわけで。失敗は成功のもと!
で、いまのところ、我が家は作る容量に合わせて2台併用してます。
ただどちらを選んでも家庭焙煎は楽しい!
これは間違いないので、興味ある方は、ぜひ家庭焙煎の世界へ。
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