AI時代に突入する考え方の変え方
先日、昔の音楽仲間というか古い友人(20年以上の付き合い)と
最近のAIはすごいね〜っていう話をしてたんだけど、
そこでいくつか気づきがあったので、ここにまとめます。
これは音楽の話じゃなくて、AI時代のクリエーション全般の話。
じっくり詰めるより最速大量
元々AIどころかパソコンも使わずに創作する時代からスタートしたので
(手書きフリーペーパー、アナログ音楽などなど)、
自分の中から出てくるひらめきを大事にして、
それをいかに表現するかという感じで、
細かい部分にこだわって時間かけて詰めて詰めて、
途中行き詰まっておかしくなっちゃったりしながら、
なんとか着地して生み出す、みたいな感じだったわけです。
昔からクリエーションの世界では神は細部に宿るなんて言いますが、
AI時代になると、果たしてどうだろうか??と。
細部にこだわりたいのはもちろん前提としてあるけど、
数週間ごとにどんどんアップデートしていくAIを使ってたら、
昨日までこれ一個やるのに3日唸ってたのが今日から一瞬だよ!
みたいなことが普通に起きますよね。
しかも普通レベルの人間が唸って出したもののクオリティーを超えてくるし。
そうなってくるといかに早くたくさん作り出して、
その中のベストを選択して完成まで持っていくか、が、勝負というか。
人間のフィーリングやセンスや蓄積は、
素材の選択作業に主に力を発揮するんではないか、とか。
良いか悪いかは別の話
つまりこれって平均に近づくし、
世の中にはそういうものが溢れるし、
受け取る側のラインもそこに慣れてくるだろうし、
もうこうなってくると自分で作る意味ってなんなの?
っていう話になりまして。
じっくり詰めるより最速大量っていう時代になっていくのかなー、
考え方を変える必要が出てきそうだなー、なんて話に。
いつの時代もテクノロジーが発達すると、
テクノロジーを使いこなすには、
人間の方がテクノロジーに合わせた方が早いし良い結果になるんじゃないかな、
って気がしてて。
主従関係でいうとなんかおかしいというか本末転倒な気がしないでもないけど、
なんだかそういうのがこれまでにも増してガラッと起こるのがAIかもなーっと。
ってのは最初にも書いたけど、
テクノロジーがまだなかった頃からやってる年寄りだから思うことで、
若い時はすんなり受け入れてたというか、
何にも考えずにその恩恵を享受してたなーっと。
最新テクノロジーが使われた新しいハードが発売されれば飛びつき、
ニューテクノロジーのソフトが出れば環境を一変させ、
革命的ツールが出れば我先にと使いこなし、
そうやって先代の逆へ逆へとカウンターで行くことで、
「そういもんじゃないんだよ」なんて上の世代から言われつつも、
新しいものを作って喜んでたし、
それを受け入れてくれる人もたくさんいたわけで。
まとめ
これつまり、テクノロジーで時代に革命が起こる、
ってのはAIでも基本はこれまでと全く一緒かなっと。
その度合いというか破壊度がこれまでとは桁違いなだけで。
そしてこれはあらゆる分野で起こる話で。
ただ、圧倒的才能を持った人はやっぱりいつの時代も別格なのは、
これからも変わらないだろうから、
すごい人と普通の人というのでますます別れるのかな。
そして普通の人にも広く薄く小さなチャンスがやってくる、みたいな。
ってことで、自分は圧倒的才能がない普通の人なので、
こりゃ素直にシンプルに考える方がいいかもなー。
なんて結論。
とりあえずAI創作は楽しい、今日この頃。
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