なぜSNSよりモバイル検索ユーザーが重要か?というインターネットの核心の話
いやいや、インターネットというのは本当に面白いものでありまして、
そして時代と共にすごいスピードでどんどん変わって行くものでありまして、
いよいよモバイル時代に本格突入したのだなー、という本日の話。
いや、もう随分前からモバイル時代だろう!という気もしますが、
ズバリ昨日2015年4月21日から本当の意味で大モバイル時代が始まったのです。
ネットのルールはGoogleが決める
ちょっと前に、インターネットの王者にして神であるGoogleが、
「2015年4月21日以降はモバイル対応してるサイトだけ優遇して、
モバイル対応してないサイトはもうダメだもんねー」と公式発表しました。
具体的にはモバイル検索のランキング順位が変動する、という話。
すでにPCユーザーよりもモバイルユーザー数の方が多いという現実
まあやってることの種類にもよりますが、
オニマガの先月のアクセス解析なんかを見ると、
デバイス別でモバイルがもう圧倒的の60.26%。5人中3人はモバイル。
ちなみにちょうど一年前は49.54%。年々増えてますね。
すでにパソコンでネットをしてる人よりもモバイルの人の方が多いのです。
そんな世の中になってるんじゃないかという2015年。
アクセス元は検索が圧倒的に多いという現実
そしてどこから人はサイトにやってくるのかというのがこちら。
これもやってることの種類にもよりますが、オニマガの場合だと、
流入元は、検索が圧倒的の68.03%、ダイレクト(お気に入りやRSSリーダー)が20.50%、
ソーシャル(FacebookやTwitter)が7.14%、どっかのサイトからリンクでってのが4.31%。
もう圧倒的に検索。
ダイレクトのところ半分位はソーシャルアプリ経由が入ってるんじゃないかと言う話もあるので、
ソーシャルの伸びもすごいけど、それでもまだまだ検索が強い。
さらにモバイルとデスクトップを分けて細かく見ると、
すでにGoogleデスクトップ検索よりもモバイル検索の方が多いという現実。
Yahoo!(検索エンジンの中身はGoogleと一緒)も同様にモバイルの方が多いですね。
いかにモバイル&検索の時代なのかって言うのがよく分かります。
「もう絶対ソーシャルの前に公式サイト作んなきゃ意味ないよ!」って常々言ってるのは、
だいたいこんな理由からです。
ユーザー数よりもコンバージョン率の方が重要
てなわけで、インターネットのルールはGoogleが決めてると言っても言い過ぎじゃないわけです。
そして実は一番大事なのが、ユーザー数よりもコンバージョン率。
コンバージョンって言うのは『最終的な成約・成果』ってことですね。
簡単に言うと、
- どれだけ行動を起こさせられるか
- どれだけ商売になるか
- どれだけ伝わるか
- どれだけモノを買ってくれる可能性があるか
というような具体的な話。
ここは人数じゃなくて確率というところがポイント。
検索よりもソーシャルやアプリ経由でネットに接続する人がガンガン増えてると言っても、
いや仮にユーザー数で検索とソーシャルが逆転したとしても、
結局のところ、検索ユーザーが一番コンバージョン率が高いので、
ネットの世界はどうしても検索が一番大事という事になってしまいます。
なぜソーシャルよりも検索の方がコンバージョンが高くなるか
なんで、検索ユーザーがコンバージョン率が高いかと言うと話は単純で、
それぞれのネットやってる時の意識の違いを種類分けするとわかりやすいです。
- 検索ユーザー「何か困った事があってその解決策を探している」
- ソーシャルユーザー「友達と交流したいと思っている」
- ニュースアプリユーザー「何か面白い事無いかなーと漠然と情報を浴びている」
どの人が一番お金を使うか、というとそりゃ検索ユーザーですよね。
目的がはっきりしてるから。ドンピシャの解決方法が出れば高確率で成約しますわね。
他の2つはそもそもお金使おうとか思ってもいないですよね。暇つぶししてるだけなんで。
なので、このネットの使い方と意識が変わらない限り(きっとこれは変わらないよねー)、
検索が最も重要と考える情報発信側が多いわけです。
広告を出すつもりで考えると分かりやすい
こんなのだったらどっちが効率がいいかしら?
なんてちょいと数字が極端すぎるけど。
- 自分のやってる事を気に入ってくれる可能性が1%しかない1万人に向けて発信するか
- 自分のやってる事を気に入ってくれる可能性が50%ある200人に向けて発信するか
いやいや、あながちこんな感じ。
ザックリ言っちゃうと、テレビコマーシャルは前者で、ネット広告が後者。
さらにザックリ切り込むと、ソーシャルやニュースアプリ経由が前者で、検索が後者。
ネットは属性をかなり絞れるので、ぐぐっと可能性を上げていけるんだけど、
検索の仕組みを握ってるGoogleはさらに細かく絞り込みまくれるので、
圧倒的に効果が高くなるわけです。
このどエラい違いは結果だけじゃなくて、そこにかかるコストや労力もエラい違い。
効率悪いと無駄打ちばっかりになっちゃうからね。
ただこの辺、Facebookもうまい事やってるので、そのうち何かが変わるかも。
何かを発信している人はモバイル対応が必須の時代
検索ユーザーが一番お金を使ってくれるとしたら、
ネットで商売をしている人、まあ商売じゃなくても何か発信・発表している人は、
検索&モバイル対応をしておかないと、
せっかくがんばってても成果が上がらなくなってしまうわけです。
いや、これは「ネットで」っていうのがすでに時代遅れですな。
いまはネットもリアルも関係なく同列なので、
「何かをやってる人・発信してる人はみんな」検索&モバイル対応しておきたい時代、
というでっかい括りで考えて間違いないですね。
こうなると、次々にモバイル対応が進んで、それが当たり前になりますよね。
そしたら対応してないってことはどんどん離されちゃうわけで。
「インターネット界の7週間は現実世界の7年だ!」なんつって
アマゾンのジェフ・ベゾスも言ってるわけで。
恐ろしいスピードでインターネット世界(つまりリアル世界)から突き放されていきます。
やり方をコロコロ変える理由はネットのルールが変わるから
ワタクシがここ数年ずっとやっている写真のマガジン「PICマガジン」を例にあげると、
結構その時々のネットの時代背景に合わせて形態(とタイトル)を変えてます。
- 基本はタワーレコードとHMV店頭でのフィジカル販売をネットで宣伝(〜2004年)
- ネット通販が流行りだした頃は、ネット限定の「CD+本をパッケージしたIntro」(2004年)
- ネット通販が一般化した後は、フィジカルでの店頭販売&PCネット通販「CD+本をパッケージしたMerci Magazine」(〜2010年まで)
- リアルでモノが売れなくなってネットのフリー時代に突入する頃に「MP3+PDFのフリーマガジンP+M magazine」(2010年〜2013年)
- PCからのアクセスが多かった時代はZIPフリーダウンロード形式(〜2013年)
- その後PCストリーミングが主流になってきたので、「PDFでそのまま閲覧できる形式のPIC magazine」(2014年〜)
- そして今やモバイル時代だから「スマホで見やすいWEBバージョンのPIC magazine」(2015年〜)
- さらにモバイルオンランショッピングが普通になってきたので、WEBバージョンに加えて、またまたフィジカルで「ZineバージョンのPIC magazine」を販売(2015年〜)
というような感じで、やり方がコロコロ変わってます。
「言ってる事がこないだと違うやないかー」ってよく言われますけど、
そりゃルールが変わったら前とは違うに決まってるでしょー。
ただ、やり方は変わっても本筋のメッセージは変わらないのでOKじゃないかと。
まとめ「ルールを知らなきゃ戦えない!」
というわけで、インターネットの仕組みと言うかトレンドと言うかルールと言うか、
それを知ってないと、いまやまともに戦えないぞ、という話。
いまやと言うか、もう大昔からの世の中の鉄則。
とんちんかんな方向へがむしゃらがんばり損の空回りで自爆というのが一番残念なので、
大きなトレンド変換は見逃さないようにしたいものです。
で、具体的にスマホ対応ってどうやったらいいの?って話になっちゃうんだけど、
WordPressでサイト運営してる人だったら、
テーマを最初からスマホ対応してるやつに変更するだけでパパッと対応できちゃいますね。
Googleが推奨してるレスポンシブwebデザインっていうやつ。簡単だ、こりゃ。
ワタクシが運営してるWordPressテーマの販売サイト「Minimal WP」にも、
レスポンシブのいいやつが色々と揃ってますぜー、奥さん!(結局宣伝!)
はー長かった。3時間もかかった!もう飽きた!
こちらからは以上で〜す。
WordPressって何?どうやるの?という人は『【完全保存版】超初心者でも簡単にWordPressでブログを始める方法(ドメイン&サーバー取得からの手順をイチから全部解説)』をどうぞ。
初心者向けの「ブログ運営ノウハウnote」も公開中。詳しくは『note”人気ブログを作る10の秘訣”で月間45万PVブログの運営ノウハウを全て公開しました!』をどうぞ。
ブログやホームページ始めませんか?